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5/2/2025, 1:57:32 PM

すべては思い出

 以前、新婚旅行というのがなぜか気になって、何人かの人に聞いたことがあった。共通しているのは「さんざんだった」ことを「楽しそうに話している」ことだった。
 なにかを無くしたとか、熱が出たとか、天候が悪くなったとか、ずっとケンカしたとか、内容的にはとても体験したいとは思えない。
 でもその語り口が楽しそう。これが不思議。時間が経つと、辛かった思い出がよく見えてくるのかもしれない。スイートメモリーの歌詞のように。
 逆に考えると、新婚旅行は大変だったが、その後の出来事がもっと大変だったから、今から考えると、当時はあれくらいでバタバタしてかわいらしいものだ、と思えるようになったのかもしれない。
 まあ何事も「すべては思い出」と言って流れに身を任せていくくらいがちょうどいいのかも。

5/1/2025, 12:57:50 PM

次世代のエネルギーはなんだろう

 昔は原子力だった。今は、これというはっきりしたものはそんなにない気はする。
 太陽光パネルは増えたが買取価格は下がるし、水力発電はそもそも増えてない。地熱発電は、一定の場所でしか普及してない。風力発電は、東北の方で増えているが、他はあんまり。あとは、海洋温度差発電というのもあるけど研究段階。

 個人的には、人の悪意や妬みなどをエネルギーにしている特撮の悪役のように、イライラで発電できたなら、人が多いことほど電気が生み出されるからいいんじゃないかと前々から思っていた。

 しかし、よくよく考えると、今の効率化を求める現代だと、イライラする人を集めて、よりイライラさせる薬などが開発されていって、24時間イライラしっぱなしの人が生まれてくる可能性が出てくる。
 そうなると、いくら公共の福祉のためとはいえ、なかなかその人はつらい立場だし、長生きはできなさそう。どうもこれは違う。他の選択肢の方がいいようだ。

4/30/2025, 1:03:21 PM

最近思うこと

 過去は変わらないが、過去の意味することは変わるし、未来の予想をするのはよい暇つぶしだがほとんど当たらないし、今やっていることも、後から見たら結構失敗も多いだろう。

 なので、中年の80%は失敗でできているというのは本当だと思う。歳を取ればとるだけ失敗が増えていき、あまりにも増えていくので、慣れるしかない。でもまあ、今まで生きてこれたのだから、失敗100%ではないのだろう。

 そうして、多少は頑張って、2割ぐらいは成功して、8割の失敗を受け入れて、やり過ごして、生きていく。それが私の軌跡。あまり見たくない。

 とはいえ、もしかしたら、失敗ではない2割だけをつなげていったら、それなりの人生だという軌跡もあるのかな。少しでもあるといいな。

4/29/2025, 3:20:36 PM

私の、たいしたことない秘密の一つ

 知らない人と話す時に1番無難なのは、天気の話というのはよく言われていること。天気だと誰も悪くならないし、誰のせいにもならないから。
 そして、天気の次に来るのは、おそらく食べ物の話だと、私はにらんでいる。
 どういうのが美味しいとか、どういうのがまずいとか。そういうが進んでいくとなぜか、美味しい話はすぐ終わるが。ますい話で盛り上がる。

 ということで、食べ物の話になると、ご飯派かパン派か、うどん派かラーメン派か、など、たいして必要でない雑談が横行する。
 昔は、こんな無駄な話をと思い避けてきた。しかし最近は、コミュニケーションというのは、こういった一見すると不必要な冗長的なやり取りをしながら、相手に自分は敵ではないよと知らせる行為だと知ったので、その意味では、食べ物の話題で会話が続くのは悪いことではないんじゃないかと思うようになってきた。

 ただ、そんな会話に入ってみて気づいたことがある。実は私は、うどんが好きでも嫌いでもない。こういう立ち位置が、雑談的コミュニケーションでは好まれない。わかりにくいから。

 正直にいうと、一人ではうどんを食べたいとも思わないし、買って料理しようともも思ったとがない。気づくとうどんがない世界に生きていた。うどん欲求が全くない。でもそれは嫌いではない。あったら食べるから。
 しいていうと、関心がない。ただこれを言うと、うどん好きからしたら、嫌いと言われるよりも、より腹立たしいのではないかと心配している。好きの反対は嫌いじゃなくて、無関心、と言われることがあるから。だから言えない。
 これが私の、たいしたことない秘密の一つ。しょうもないけど、しょうがない。

4/29/2025, 2:11:20 PM

公園のコート

 公園にあるバスケットコート。誰でも使える。今日は連休の夕方。どんな人が来るかと思ったら、なぜか20代くらいのカップル率が高い。

 左側では、男子がシュートをし女子が座ってみている。右側では、女子が率先してシュートし、男子が横にいる。そこに友達であろう親子連れも来て、3歳くらいの子供もバスケをしている。
 そして後ろでは、順番待ちのようなカップルがいた。

 そして夕日が落ちつつある。

 こう書くと何かのCMのようだが、それぞれ現役を離れて何年かしたようで、なかなか入らない。でも楽しそう。スポーツが生活にあるのは、こんな世界なのかもしれない。

 私自身はスポーツがない世界から来たので、ここは全く異世界だ。でも、異世界でも夜は来て、夜は開ける。私のいる世界と同じように。
 夜から見たら、大した違いはないのだろう。




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