私の、たいしたことない秘密の一つ
知らない人と話す時に1番無難なのは、天気の話というのはよく言われていること。天気だと誰も悪くならないし、誰のせいにもならないから。
そして、天気の次に来るのは、おそらく食べ物の話だと、私はにらんでいる。
どういうのが美味しいとか、どういうのがまずいとか。そういうが進んでいくとなぜか、美味しい話はすぐ終わるが。ますい話で盛り上がる。
ということで、食べ物の話になると、ご飯派かパン派か、うどん派かラーメン派か、など、たいして必要でない雑談が横行する。
昔は、こんな無駄な話をと思い避けてきた。しかし最近は、コミュニケーションというのは、こういった一見すると不必要な冗長的なやり取りをしながら、相手に自分は敵ではないよと知らせる行為だと知ったので、その意味では、食べ物の話題で会話が続くのは悪いことではないんじゃないかと思うようになってきた。
ただ、そんな会話に入ってみて気づいたことがある。実は私は、うどんが好きでも嫌いでもない。こういう立ち位置が、雑談的コミュニケーションでは好まれない。わかりにくいから。
正直にいうと、一人ではうどんを食べたいとも思わないし、買って料理しようともも思ったとがない。気づくとうどんがない世界に生きていた。うどん欲求が全くない。でもそれは嫌いではない。あったら食べるから。
しいていうと、関心がない。ただこれを言うと、うどん好きからしたら、嫌いと言われるよりも、より腹立たしいのではないかと心配している。好きの反対は嫌いじゃなくて、無関心、と言われることがあるから。だから言えない。
これが私の、たいしたことない秘密の一つ。しょうもないけど、しょうがない。
4/29/2025, 3:20:36 PM