13分前

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5/16/2024, 12:27:36 PM

「本当に私を愛してるなら一緒に死んでくれる?」
「え、いいけど今?」
「覚悟にスピード感ありすぎてこわい」
 でもありがとう、と小さく言って、彼女は少し下手くそに笑った。


"愛があれば何でもできる?"

5/15/2024, 12:31:14 PM

「爪、ピンクなのかわいい」
 絶対青系の方が可愛かったなと思っていたのに、その言葉とちょっとだけ笑った顔で私のダスティローズは最強になった。


"後悔"

5/15/2024, 3:52:02 AM

「ね、今から海行かない?」
 毎朝同じ電車に乗るだけで話したこともない、隣のクラスの女子がそう声をかけてきた。胃が痛いなと思いながら下を向いていたので、まさか私だとは思わなかった。とはいえ辺りをどう見回しても彼女がまっすぐに見るのは私だけで、仕方なく自分を指差して首を傾げる。
「そ。学校サボって海って、超良くない?一緒に行こうよ」
 そう言って彼女は素敵な笑顔を浮かべる。
 どうして私なのか、とか今からじゃないといけないのか、とかわからないことがいくつもあった。けれど、確かに私も「超良い」気がして、少し迷って頷く。
「やった!学校とはホーム逆だから行こ!」
 名前も知らない彼女は私が同行すると決まっただけで心底嬉しそうに笑って私の腕を取る。どうしてだかわからないけれど、胃の痛みは先程よりおさまっていた。


"風に身をまかせ"

5/13/2024, 1:03:59 PM

「噂以上の映画だったな!観てよかった!」
 劇場内いっぱいの「どうすんだこれ」という何ともいえない空気のなかひとりそう笑う友人は、クソ映画ハンターに恥じない風格があった。

 それはそれとして、何でそんなに噂になっていたクソ映画に俺を誘ったのかは問い質させてもらおうと思う。


"失われた時間"

5/12/2024, 2:25:13 PM

 怒りは7秒我慢すると、ある程度通り過ぎるらしい。
 そう話す上司に、成る程社会人だからムカついたって我慢しろと教えられてるんだなと思った。社会人って大変だな~とか嫌だな~とか色々飲み込んで「へえ、そうなんすね」と笑った瞬間、隣にいた同期がぼそりと溢す。

「え、じゃあ7秒以内に怒らなきゃ損しちゃうんだ…」

 絶対近いうちに飲みに誘お。


"子供のままで。"

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