詩のようなもの0017
遠くの空へ
入れ!と祈ったが
シュートはゴールバーを叩いて
遠くの空へ
チャンスを!と祈り続けたが
祈りはどれぐらい届いたのだろう
ゴミを一回拾ったら
席を一回譲ったら
神様はきっと見ているんだ
ポイントを貯めるみたいに
徳を積んで
積んで積みまくりますから
どうか
彼を活躍させてください
って
毎日思ってた
いつものように
道端のゴミを拾っちゃったけど
「ああもう祈る必要はないんだ」
と気づいて
初めて
彼の引退を痛感した
これからは推しじゃなくて
私のために徳を積む
いいじゃない、いいじゃない
遠くお空の上に
いるかもしれない神様
お願い
……ああなんてつまらない
詩のようなもの0016
突然相方が倒れた!
うわ急に来るんだ!!
こんなふうに
ある日いきなり来るんだ!!!
今回は
大事に至らなかったけれど
いつか来るさよなら
必ず来るさよなら
一生は思っていたほど長くなくて
一年が飛ぶように過ぎていく今
残り時間も儚く短いのだろう
あとどれぐらい?
いや、そう考えるより
明日
さよならしてもいいように生きよう
詩のようなもの0015
吾の記憶すでにたくさん手放して
君の昔の話が少し
君の云う君棲む里の夕空は
稜線漆黒光る星々
脳裏には君の故郷が浮かびおり
君なき家に君探す庭
月あかり吾の名前呼ぶ君の声
満天の星逝く身の不思議
恐るまじ君共に在る旅路なら
忘れず待っていてくれたのね
詩のようなもの0014
サビが
「フレッシュ グッディ」
だという曲を探しています
フレッシュ グッディ
フレッシュ グッディ
言葉にできない
誰かご存知ですか?
それは小田和正の「言葉にできない」
正確には
うれしくて
うれしくて
言葉にできない
だった
今でも思い出しては時々クスッと笑っちゃうのだ
詩のようなもの0013
今年の夏は蝉の元気がない
私の耳が遠くなったせい
だけではない気がする
田舎の蝉は昔
もっと全力で蝉だった
滴るぐらいの鳴き声だった
一体どうしたんだ
夏バテか暑すぎるのか
記憶の夏の蝉と
今年の蝉が
どうしても一致しなくて
縁側でカルピスを飲みながら
何かスッキリしない気分だ