詩のようなもの0017
遠くの空へ
入れ!と祈ったが
シュートはゴールバーを叩いて
遠くの空へ
チャンスを!と祈り続けたが
祈りはどれぐらい届いたのだろう
ゴミを一回拾ったら
席を一回譲ったら
神様はきっと見ているんだ
ポイントを貯めるみたいに
徳を積んで
積んで積みまくりますから
どうか
彼を活躍させてください
って
毎日思ってた
いつものように
道端のゴミを拾っちゃったけど
「ああもう祈る必要はないんだ」
と気づいて
初めて
彼の引退を痛感した
これからは推しじゃなくて
私のために徳を積む
いいじゃない、いいじゃない
遠くお空の上に
いるかもしれない神様
お願い
……ああなんてつまらない
8/16/2025, 3:00:39 PM