リズムを刻む電車の窓を見ながらほうづえをつく君。
退屈だと言わんばかりにあくびをした。
普通なら気にならないのに君が見ているから見てしまう。
特別でもなんでもない殺風景な風景、正直どこも面白くない。
でも君と同じ景色を見ていることだけが幸せだった。
僕らは今見知らぬ街に逃げている。
遠い遠い街、何にも追われてないくせに勝手に周りの圧を察して嫌になって気持ち悪くなるまでが1日のルーティンだった。
そんな僕を救ってくれたのが君だった。
きっと君は気づいてないんだろう?
君の何気ない一言が僕にとっての浮き輪だった。
深くて暗い海に沈んでいた僕に光が刺して…
時々自分に嫌気がさす、恩人にも関わらず比べてしまう。
君の暖かさは痛いほど暖かかった。
midnight blue
闇に包まれた世界はまるで怪獣の腹の中のようだ。
怖いって思うかい?
心配しないで、ここはステージなんだ。
暗闇から小さな光が見えるだろ?そして毎日おしゃれをする月も、
あれは僕らを照らしてくれるかもしれないし、僕らが観客になることもあり得る。
真っ暗かと思ったら少し青がかった感じもする。
まるで誰かが黒色の上に青色を塗りたくったような。
明るく照らしてくれる朝もいい。
でも僕だけのステージもなかなかいい。
さあ怖がらないで
夏休みの終わりが近づく。
僕たち未成年者が考えることはたくさんある。
どこに飛び立つか考える人。
飛び立ち方を考える人。
飛び立つのを知らない人。
人それぞれ捉え方はある。
そんな未成年者の君と僕は飛び立ち方を考える。
これが僕たちの宿題なのかもしれない。
彼女はいつも空を眺めてばかりだった。
君の瞳には曇りない空が写り、鮮やかな青が君の眼球と混ざっていた。
そんな君に次第に惹かれていったんだ、なにも映らない瞳に僕の像を確認したかった。
もちろん誰も映らないってわけじゃない。ただきっと彼女は誰にも興味がないのだろう。
そんな彼女は空を見つめる。
空になってしまえば貴方は見つめてくれるだろうか?
「夏休み終わっちゃう!!」
宿題やら、テスト勉強やら全く手についていない。
夏休み終わりまで一週間前。
この気持ちはマークでは表せられない。