ひみ

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9/5/2023, 3:14:14 PM

俺には珍しく、海にやってきた。
数十年ぶりだが、砂浜で貝殻を探すだけでも結構楽しいものだ。
一人寂しく何をやっているのかと言われたら、一人で海に行って何が悪いと言い返したい所存である。

そんな捻くれ者なのだが、子供には案外わからないものなのだろうか?

何故か俺は数人の子供に懐かれ?(もとい遊ばれ)ている。
まあこれだけだとハテナが浮かぶだけだろうから説明すると、、、


俺は海で遊び疲れて、砂浜の貸し出しパラソルを借りて涼んでいた。
すると一人の子供がやってきて、俺の隣に座った

9/4/2023, 4:53:55 AM

これは、些細なことのように思える、一つの幸せの話

9/1/2023, 2:53:08 PM

昨日の続き

お題沿ってないのであしからず
やっぱり微グロ注意⚠️



俺が次に目覚めたのは、意識を失ってから3日ほど後だった。

知らない天井だ、とか言ってみたかったが。
以前お世話になった病院の病室に俺は寝かされているようだ。
他の患者らしき人も数人寝ている。

それから数時間して。

駆けつけてくれた家族から聞き出した話から推測すると、どうやらあの時に落ちてきたものは人だったらしく、身元はまだ明らかになっていないようだ。

まあどんな人が死んだのかは正直言ってあまり興味がないが、あんなにグチャッといったのだからきっと痛みはなく逝っただろう。


そんなことを考えているうちにかなり時間が経っていたらしい。

家族との面会時間が終わり、就寝時間になった。

だが、人は寝なければいけないと言われるとなかなか寝れないようで。

夜中ながらトイレに行きたくなってしまった俺は、廊下に出てトイレに向かった。

まあトイレに行く時に何かあったのか?と言われたら何もなかったが正解なのだが、もう少し聞いていてほしい。

何かあったのはトイレから帰ってきた後。

俺はベットに潜り直してふと、あまりにも静かだと気付いた。

8/31/2023, 12:26:20 PM

 前回の続き

お題に沿ってないのであしからず。
少しグロ注意⚠️




その紐は、それから毎日のように目に入ってきた。

今日もまた、その紐は風に揺れている。

そんな詩的なことを思った直後。


ヒュッ ドン グチャ キャァァァァ


突然そんな音と共に、信じられない出来事が起きた。
目の前で、「何か」が落ちてきた。
強烈な鉄錆の臭いが鼻を覆い隠し、視界には真っ赤な大量の液体がうつる。
俺の頬には生温かい液体が飛んできていたし、耳には周りからの悲鳴が反響したのか、キィィィィと音がしていた。

しばらく固まっていた俺は、パトカーのサイレンで正気を戻し、現状理解に努めようとした。

だが、それは残念なことに「良い」方法ではなかったらしい。

襲いくる猛烈な吐き気、
情報過多による頭痛、
目を閉じても見えているように感じる凄惨な現場。

俺は、その場で意識を失った。

8/31/2023, 4:23:44 AM

あの子の匂いがした。

俺は今、とある高層ビルの最上階にいる。
何故、と聞かれると思うが、まあ聞いて欲しい。



数年前、俺には彼女がいた。

その彼女は五年ほど付き合っていて、よく俺の家に泊まりにきていた。

だが、その彼女が急に泊まりに来なくなった。

俺がその彼女の浮気を疑っていた頃、

彼女が既婚者だったということが判明した。

判明した原因は、その彼女の夫を名乗る人物が弁護士と共に家を訪ねてきたからだ。

彼女が既婚者だったと知らなかった俺にとっては目から鱗のようなことだったが、相手方からするとよくあることだったらしい。

手慣れた様子で弁護士との話を進めていた彼女の夫は、

「俺には慰謝料等を請求しないが、その代わり裁判で証言してほしい。」

と言ってきた。

ショックで殆ど放心状態だった俺は、証言台に立つ約束をし、一度帰ってもらった。

その後数回の打ち合わせを挟み、俺は証言台に立った。

その頃には、もう既に彼女に対して怒りしか湧いていなかったので、
救いを求めて俺に対して何かを叫ぶ彼女は無視して、証言を続けて、彼女から慰謝料をもらうことになった。

その出来事から数年後、俺はここ最近の不景気によるリストラ祭りの被害を受け、会社を辞めていた。

幸いなのかどうかはわからないが、数年前に彼女から搾り取った金があったので、今は就職活動しながら細々と暮らしている。

ある日、就職活動の帰り道に、街中にあるには不自然なものを見つけた。

かなりの長さの紐?だ。
その紐は赤い色をしており、近くの高層ビルの最上階にまで続いているようだ。

何かの訓練だろうか?そう思ったが、本当にそうなら誰かがこの場所を見ていなければいけないのでは無いかと思ったので、除外した。

まあその時はそんなに気にしていなかった。

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