【時間を止まれ】
やっぱりそう思ってしまうのは
この時間以外は地獄だと知っているから
この時間の貴重さを理解しているから
ちゃんと言語化出来るくらいに解ってるから
どうかきみといる時に時間を止めてくれ
2024-09-19
【夜景】
小さい窓から見下ろす景色
規則正しく並んだ光の先
きみが待ってると思うと弾む心が
さらにこの景色を輝いてみせる
1日の疲れで少し重い瞼と
心地よく揺れる大気の流れに
身を任せて眠りにつく
2024-09-18
【花畑】
見たもの聞いたもの自分なりに創造して
作り上げた世界は他の人にとっては間違いらしく
踏み潰されて粉々にされた
だからもう何も見えないように
もう何も壊されないように
残骸が舞う場所で歩みを止めた
時が止まったこの場所でも遥か遠くに見える星は
何故だか変わらずに綺麗に見えた
日夜飽きずにその星をただ眺める生活をして幾星霜
星が一際輝いて見える夜
ひとつ風が吹き抜けて
あの星が瞬くリズムが耳元で鳴った気がした
それだけのことなのに止まらない涙が地面を跳ねる
それが視界に捉えた途端に広がる花々
あの星に毎日、朝も昼も夜も、ずっと願い続けていた夢
『ここにいる気づいて』
あのテレパシーは確かに受け取られて
何もなかったこの場所に光がさす
だから僕は誓ったんだ
この優しい歌声が永遠に続いていくように
【空が泣く】
一粒僕に当たって弾けた
その瞬間にわあっと広がる雨
普段探し物を探すようにずっと下げていた視界
幾年かぶりに頭を上げた
忘れていたわけじゃないけど
ずっと当たり前にいてくれる空が映る
そこで初めて首が痛いことに気がついた
ここまで探した探し物は見つからないし
下げていた頭が悲鳴を上げるように首を鳴らす
きっとそのことに気づかせてくれる為に
雨を降らして教えてくれたのかも
2024-09-16
【君からのLINE】
震えたiPhoneに光画面
確認して高鳴る気持ち
新しく知るきみの情報に
想いが積もって
また君に会いたくなる
2024-09-15