【花畑】
見たもの聞いたもの自分なりに創造して
作り上げた世界は他の人にとっては間違いらしく
踏み潰されて粉々にされた
だからもう何も見えないように
もう何も壊されないように
残骸が舞う場所で歩みを止めた
時が止まったこの場所でも遥か遠くに見える星は
何故だか変わらずに綺麗に見えた
日夜飽きずにその星をただ眺める生活をして幾星霜
星が一際輝いて見える夜
ひとつ風が吹き抜けて
あの星が瞬くリズムが耳元で鳴った気がした
それだけのことなのに止まらない涙が地面を跳ねる
それが視界に捉えた途端に広がる花々
あの星に毎日、朝も昼も夜も、ずっと願い続けていた夢
『ここにいる気づいて』
あのテレパシーは確かに受け取られて
何もなかったこの場所に光がさす
だから僕は誓ったんだ
この優しい歌声が永遠に続いていくように
9/17/2024, 1:57:00 PM