8/30/2024, 2:39:47 PM
【香水】
きみが香水を纏ってなければいい
きっと実物で会えたとしたら
無機質な鉄の香りがふんわりと辺りに溶け込ませながら
その鉄が血を連想させて
まるで何も守るものも持たずに
僕の前に現れてくれたように
2024-08-30
8/29/2024, 10:35:17 AM
【言葉はいらない、ただ・・・】
きみに似合うメロディを
2024-08-29
8/28/2024, 2:17:47 PM
【突然の君の訪問】
大事な大事な曲は特別な場所に閉まっておいているから
偶然にもその曲が流れる確率なんて
途方もなく低いだろうし
それにタイミングだって
僕がその曲のことを少しばかり忘れてしまいそうな時で
本当に求めている時に流してくれるなんて
やっぱりきみの仕業だと思うの
2024-08-28
8/27/2024, 1:49:26 PM
【雨に佇む】
突然に降り出した雨
傘はとっくに誰かに折られ奪われ
自分の身を守ることなど出来なかった
周りは雨から逃れるために
僕のことなど視界に入っていないよう
僕が持っているのはきみからもらった透明な傘だけ
透明だから誰にも壊されないし盗られたりしない
正真正銘僕だけの傘
そっと壊れないように開くと
途端に世界と僕が切り離されて雨音が音楽に変わる
僕の中を通り抜けて
行き急ぐ人たちの罵声さえも飲み込んで
水溜まりに跳ねる雨粒で宇宙が広がる
その前人未踏の地に踏み入れて僕も歩みを進めた
2024-08-27
8/26/2024, 2:12:44 PM
【私の日記帳】
初めて出会った曲に
その場の風景を焼き付けて
その瞬間を閉じ込める
2回以上聴いてる曲は
初めて聴いた瞬間を思い出しながら
聴いた瞬間も積み重なっていく
そうやって何度も聴くたびに
更に更に大事な思い出になっていく
2024-08-26