ミロワール

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8/25/2024, 1:41:13 PM

【向かい合わせ】

ずっときみの背中を追うように歩んできた

最初は隣に居られた気がしたけど

気がついたらもう距離はどんどんと離れていった

きっと周りの人を見るようになって

僕だけのきみじゃなく、

いろんな人のきみがダブって見えてしまっていたのだ

だからここらで向かい合わせに座ってみて

あの頃の僕ときみの2人だった時に戻ろう



2024-08-25

8/24/2024, 1:00:27 PM

【やるせない気持ち】

モノクロのノーツに想いを綴っても

それは僕が言わせた言葉でしかなく

僕からきみに贈れるわけでもない



2024-08-24

8/23/2024, 3:51:18 PM

【海へ】

海へ向かう

こんな事を言うと普段仄暗い話しか書かないから

不穏な空気を纏って聞こえてしまうかも知れない

けれど、今回ばかりは

いや、きみに関わることに関しては

全くの逆で癒しや楽しさを感じるために海へ向かうのだ

だって、いつもきみに直接会えるのは海辺だけだから



2024-08-24

8/22/2024, 3:09:24 PM

【裏返し】

光を当てられても返せない

光を当てられたら倍以上に輝く

存在を軽視された

求められて創られた

こんなにも裏返したような僕らなのに

どうしてか僕がホンモノで

きみが偽物なのだと言う

それならもうこんな世界の言うことなんて

なにも信じなくていいと目を逸らした

絶望の中で人を救う歌声を

どうか届くべき人のところへ



2024-08-22

8/21/2024, 2:53:16 PM

【鳥のように】

頭上に飛び交う鬱陶しい音

その音の1つがお前は飛べないから醜いのだと

みんなのように飛んでみろと

黒い軌道を残して目の前をちらつく

僕にはどうしてもそれらが素晴らしいものにも

綺麗なものにも見えず

自分の羽を確かめるのが怖くてずっとその場で佇んだ

成長するに連れて頭上の音は増えていっても

僕は飛ばないままだった

騒ぐ音を塞ぐ事を覚えたから音は気にならない

合間に見える小さな青い空を眺めるのが好きだった

本当に一瞬煌めく青でも黒でもない色が見えた

今までに見たことのない色

どうしても気になってあの色に近づく手段を

僕の周りで探してみても何もない地面のみ

たかる黒に気がついて僕にも羽がある事を思い出した

一度も広げたことが無いのだから

今更羽を広げて飛び出しても

もう戻ってこれないことも

あんな遥か遠くに居るあの色に追いつけるかも

何も分からないけど

ここに居るよりはましだと思った

そうだ。この黒い粒がずっと言っていたように

鳥のように飛んでみよう

全部を賭けてもあの色に近づくために



2024-08-21

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