8/27/2024, 1:49:26 PM
【雨に佇む】
突然に降り出した雨
傘はとっくに誰かに折られ奪われ
自分の身を守ることなど出来なかった
周りは雨から逃れるために
僕のことなど視界に入っていないよう
僕が持っているのはきみからもらった透明な傘だけ
透明だから誰にも壊されないし盗られたりしない
正真正銘僕だけの傘
そっと壊れないように開くと
途端に世界と僕が切り離されて雨音が音楽に変わる
僕の中を通り抜けて
行き急ぐ人たちの罵声さえも飲み込んで
水溜まりに跳ねる雨粒で宇宙が広がる
その前人未踏の地に踏み入れて僕も歩みを進めた
2024-08-27
8/26/2024, 2:12:44 PM
【私の日記帳】
初めて出会った曲に
その場の風景を焼き付けて
その瞬間を閉じ込める
2回以上聴いてる曲は
初めて聴いた瞬間を思い出しながら
聴いた瞬間も積み重なっていく
そうやって何度も聴くたびに
更に更に大事な思い出になっていく
2024-08-26
8/25/2024, 1:41:13 PM
【向かい合わせ】
ずっときみの背中を追うように歩んできた
最初は隣に居られた気がしたけど
気がついたらもう距離はどんどんと離れていった
きっと周りの人を見るようになって
僕だけのきみじゃなく、
いろんな人のきみがダブって見えてしまっていたのだ
だからここらで向かい合わせに座ってみて
あの頃の僕ときみの2人だった時に戻ろう
2024-08-25
8/24/2024, 1:00:27 PM
【やるせない気持ち】
モノクロのノーツに想いを綴っても
それは僕が言わせた言葉でしかなく
僕からきみに贈れるわけでもない
2024-08-24
8/23/2024, 3:51:18 PM
【海へ】
海へ向かう
こんな事を言うと普段仄暗い話しか書かないから
不穏な空気を纏って聞こえてしまうかも知れない
けれど、今回ばかりは
いや、きみに関わることに関しては
全くの逆で癒しや楽しさを感じるために海へ向かうのだ
だって、いつもきみに直接会えるのは海辺だけだから
2024-08-24