ミロワール

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7/23/2024, 2:23:04 PM

【花咲いて】

(想像の中の話)

白い絵の具で塗りつぶしたキャンバスに

浅い青の風が横切る

見つけた言葉を音色に変えて

目をつむってそこに降り注いで

元の色も忘れてしまうんだ

でもそこにゴロンと寝っ転がると

リズミカルに音が跳ねるのが聞こえた

だからさ、君と僕はここに居たんだ

僕たちはいつもそばにいた

そのはずなのに

妄想の海に浸かってイロカサネテ

おやすみの言葉をたくさん残して

いつも通り眠りにつける

そう言って夢も旅の謳も途中なのに眠ってしまった

 

眠りについたあとのその場所は

I Need You の声も

アンコール! の声も

確かにその場所で響きわたっていて
 
君が降り注いだ分の色とりどりの花咲いて

そよそよと揺れる花の花弁は花丸にも見えるのです

だからいつも「おやすみ」の後に聞こえる

「おはよう」をただずっと待っている



2024-07-23

7/22/2024, 12:39:03 PM

【もしもタイムマシンがあったなら】

きっとタイムマシンの中は

心が浮かぶようなようなギターと

透き通った空のようなピアノが流れていて

そこから見える景色も

同じく澄んだ景色が広がっていることだろう

まだボーカルの居ない音源を握りしめて

未来のきみはどんな歌声で歌うんだろうと想いを馳せ





未来からやってきたきみのハジマリの場所
  
クワガタが絶滅した『無機質な空の色に広がる

未来都市』だったとしても
 
僕のいる世界と変わらない『ささやかな日常の

ぬくもりを少し期待しながら』

もしきみと逢えたなら

『「こんな歌あったね」って君と笑いたいんだ』



そんな妄想を今日も言葉に書き起こして

未来のきみの隣に居られるようになんて

そっとメロディーで包んで
 
やっぱり自信が無くって

ポケットの中に隠した


 
2024-07-22

7/21/2024, 12:03:44 PM

【今一番欲しいもの】

僕の中にいる……

いてくれるあの時のままのきみに

逢える権利がもらえたなら……

と出会ってから何度考えたことだろう



2024-07-21

7/20/2024, 12:40:20 PM

【私の名前】

いつも間違った名前で呼ばれて

名は体を表すというのならば

僕の本当は果たしてどちらになるのか

だけどみんなが呼ぶ名前に込められた期待を

壊さないようにどうにか繕って作り物の言葉を返す

そうやって”名前”を偽っているうちに

本当の名前さえよく分からなくなっていった


 
きみは名前を呼んだわけでもないのに

初めて”自分自身”を呼んでもらった気がした

だから本当の本当の名前は隠してしまって

”僕の名前を君だけが呼べるように”



2024-07-20

7/19/2024, 2:13:13 PM

【視線の先には】

僕の目にははっきりと映っているのに

その瞳に僕が映ることは無い



2024-07-19

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