私が「元気かな」と思うのは遠くに住んでいる祖母と友だちだ
私は中学の頃引っ越した
そのためそれ以来祖母と友だちとは会えていない
人づてに元気だとはきくがやはり自分の目で会いたいと思う
いつ会えるようになるかな
早く会いたいな
人生で一度はドライフラワーやフラワーアレジメントしたものを貰ってみたいと思う
花粉症でもないし、花束を贈られるような年齢でもないが貰ったら嬉しくなるし感動すると思う
花を飾ると一気に華やかになるだろう
いつか自分のご褒美に買ってみるのもあるかもしれない
大切な人から貰うのも嬉しいだろう
新しい地図を出すタイミングはいつなのか?
迷っているとき、不安なとき、ちゃんと辿り着けるか心配なとき
今の地図が合っているか不安になったら新しい地図を出してみるのもいいのかもしれない
新しい地図には今よりもっと良いことが載っているかもしれない
躊躇わずに地図を開け
いつだって応援してくれる人はいる
好きだよ。ねぇ好きだよ。きみのことが
月が浮かぶ夜空に無意識にきみを思い浮かべていた
そしたらふときみの声が聴こえた気がしてちょっとだけ笑顔がこぼれたんだ
きみの強がりな性格と横顔、そして実は誰よりも温かい声
こんなこと感じる柄でもないけれど思い出して胸が苦しくなり
ゆっくりと募っていったきみへの感情が走りだした
好きだよ。きみのことが
だなんて言葉の一言さえも言えずにいたけど今ならかけがえのない人に伝えられる
あきれるくらいのきみへの思いをのせたメロディーは、僕だけでは奏でられない
きみとなら奏でられるからまた一緒に歩んでいきたい
今にぎったままのこの手は離さないから
そっと吹いた夜風は気付けば少し冷えていた
ふと、何しているのかなってきみのことを考えたらまた笑顔になれた
きみのまっすぐな瞳に僕が映る度、きみへの気持ちが吸い寄せられていった
見上げた夜空にもきみを感じている
きみと過ごす二度目の冬、その肩を抱き寄せてキスをする
好きというただその想いがまた今日も溢れていく
だから今だけは目をそらさないで
柄じゃないから少し照れくさいけどきみとこれからの未来をのぞいていきたい
そして僕たちがまた笑っていけるように、新しい明日を見つけられるように僕はきみを待ってるから
いつも傍で感じていたい
ちょっと泣き虫なところもすべてが愛おしくて僕のすべてで守りたい
『きみのことが好きだよ。』
なんて、それさえも言えずにいた僕だけど
今ならかけがえのないきみへありのまま伝えたい
きみがあきれるくらい思いをのせたメロディーは僕らなら奏でられる
だからまた一緒に歩んでいきたい
一度離れてしまったこの手はにぎったまま離さないから
きみへのメロディー/WEST.
桜の花が舞い落ちていく景色を僕たちはいつの日か一緒に並んで見ていた
今となってはそのほとんどが嘘になってしまったけれどその言葉を心から伝え合っていく
ふと見上げると君に見せたいくらい綺麗な空が広がっている
目を閉じて耳をすませば僕の耳には今でも君の声が聞こえる
僕が君を抱きしめても君は春のはなびらのように僕の腕をすり抜けていく
一瞬の出来事で、忘れたくないと願って何回も何回も過去を巻き戻して腕をすり抜けられない関係の君と会ってもう一度恋をしたい
そしたら今度はもう離さないと誓うから
歩道橋の上にも横断歩道の向こうにも駐車場の緑のフェンスの前にも僕の周りのいたる所で君との想い出で笑顔になる
けれど、それと同時に『ずいぶん住みにくい街になったな』と思い呟く
『君には言い忘れたけど僕は君のことがまだ好きなんだよ』
ひとりでそうつぶやいたけれど、君への想いが溢れでる
もう一度君を抱きしめて僕の腕をすり抜けても今度は絶対に離さないと誓うよ
今度こそ嘘じゃないから
僕の前に枯れ落ちた花が君と離れたあの日と同じ風に吹かれた
けれど、僕と君の終われなかった恋をつれていくように今舞い上がっていく
その風に導かれるように君の元へ駆け寄る
そして僕は君を抱きしめ僕の腕をすり抜けないように強く抱きしめて伝える
『今度はもう離さない。』
はなびら/backnumber