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【子供のままで】
私の心は止まっている
「聞き分けのいい子、いい子でしょう?」
と、母は昔から私をみんなに自慢していた
でもそれは母が作り上げた私であって
私ではなかった
そう言われることで
私自身の気持ちは封印せねばならなかった
ワガママはおろか、
好きなこと、得意なことも
友達でさえも、進路でさえも
結婚相手さえも
全て母に支配された
ぱっと見、自慢の娘だろう
なのに…
母はどこかで私をライバル視していた
最初は母も、自分のしたかったこと
出来なかったことを私に託したのかも知れない
だが、それを難なくこなしていく私が
気に入らなくなっていった
そうして、6つ上の姉と共に
私を阻害した
学校では今で言うモンスターペアレントの母
同級生も私と連むのは嫌がった
学校でも家でも居場所を失った
結果
私は恐らく14歳で自我を失った
そして何度も死を覚悟し
パニック障害と鬱病になった
発症して14年目だ
寛解に辿り着いては再発の繰り返し
それでもそんな心の病になった私を母は
恥じたのだろう
もう、がんばれずに入院した私に
死を覚悟してまで病院に行った私に
「もう少し、がんばんなさい!」
と言い放った
私の味方は最初からいないことを悟った…
昨日は母の日だった
だが
私には母などそもそも存在しなかった
カーネーションをあげたいと想う人は
私にはいないのだ
母にだけ子育てをさせた父という存在も
もちろん私にはそもそもいない
母の理想の人生を歩んだ結果
とてつもなく不幸になった
そして
誰にも甘えることさえ許されなかった私は
【子供のまま】で
心が止まっている…
40を過ぎても尚、大人の階段は登れていない
【愛を叫ぶ。】
映画でこんなタイトルあったっけ?
叫んだとすれば
私は子どもたちを産んだ時だろう
決して綺麗な言葉ではなかった
けれど
子を産んだことがある人にしかわからない
神秘的で
自分も死を覚悟して
生命を誕生させる瞬間
ジワジワと迫りくる激痛と恐怖
一人目の時は気がつくと
酸素吸入器をつけられた
二人目の時は殆ど記憶がないくらい
気が遠のいた
3人目はあまりにも叫び過ぎて
助産師さんに
「お母さん!
あなた3人目のお子さんでしょ!」
と怒られた
何人目であろうと…関係ないだろ?
子を産むということはそういうことなのだ
意識が遠のくほどの痛み
自分だけではなく
これからこの世に誕生しようとしている命
この二つを守るために
私は【愛を叫ぶ。】
いや、叫んだ
バカにされても構わない
そのくらいの覚悟が必要なのだ
生まれてくる瞬間まで安堵などない
元気に泣いてくれるだろうか?
これほどの恐怖と激痛、緊張感など
他にあるのだろうか?
我が子は3人とも男の子だ
我が子はこれらを直接的には今後
絶対に味わえない
けれど
私が繋いだ命を大切に生きてほしい
私が唯一無二、愛する3人の我が子❤︎
私の子に産まれてきてくれてありがとう
私を母にしてくれてありがとう
愛の知らなかった私に
愛を教えてくれてありがとう
【モンシロチョウ】
一見、白くヒラヒラ舞う様は
とても綺麗だ
でも間近で見ると…
虫が苦手な私からしたら
蛾やトンボと同じだ
そして触ると手に付く白い粉
雨風を弾くらしいが…
これはアレルギーのある人にとっては
脅威だ
私にも備わっているのだろうか?
一見、穏やかで明るく…
でも心は闇が潜んでいて
もがいても、もがいても何度も
潰される私にも
昨日の題材を読んでくれた方なら
わかるはずだ
表には決して現れない
私にも底知れぬ、憎悪が渦巻いている
そう…
【モンシロチョウ】と同じだ
モンシロチョウは…
ふ化した時は自分の卵の殻を、
脱皮した時はその皮を食べる。
と記されていた
わたしも
自分の卵の殻を捨て
その皮を食べるまでくらいには
心が鍛えられてきている
闇の住人は
そんな日が来ないと
陽に当たる日は来ないと
もがくんだ
けど安心しな
私は何度もその沼から這い上がって
ここにいる
おちたらさ…あとは上がるだけ
その時の景色はさ
普通の人には味わうことなんて
絶対に出来ないことを
私たちには経験出来るんだ
考えるな!
おちるときはおちたらいい
上がれる時は
何の前兆もなく訪れる
焦らず待つこと
自分を許す
そうしてその時を待とう
【モンシロチョウ】のようには
飛び回れないけど
心はきっと軽くなる
そして他の人より
強くなれる、優しくなれる
だから
大丈夫!
大丈夫だよ!
待ってる!
【忘れられない、いつまでも】
母
「なんで男の子に産まれてこなかったの?」
「あんたは川で拾ってきた子w」
「冷たい子、冷たい女」
姉
「ぶーちゃん(豚)w」
「妹なんて要らんかった」
記憶にある頃からずっと私は貶されてた
なら産むなや!
なら捨てろや!
なら期待すんなや!
なのに…私は期待して…
あんたらの夢を私が全部叶えたったわ!
アホくさ…
44年も無駄にしてもうた
だけどもう終わり
私には両親も姉ももう要らん!
さよなら
ここからはもう
あんたらの期待には答えない!
貶されても貶されても耐えたんだ
何度も死を覚悟してさ
死んでたまるか!
ここからわたしの人生が始まる
私の人生はここから!
私の唯一の家族は
3人の息子たちだけだ!
いや、3人も味方がいる!
愛されなかったわたしが
私なりの愛で
全力で愛した3人もの息子がね
何も恐れることはない
息子たちが旅立つ今
私も飛び立つよ!
私だって遅くない!
自由に生きていいんだ!
【一年後】
私は何してる?
何をしていたい?
過去は振り返らない
けど、未来も見ない
私は今があればそれでいいのだ!