皆様からの❤︎が1000件を超えました
不甲斐ない私の作品を
もっと見たいと❤︎をつけて頂き
本当にありがとうございます
とても励みになります!
今後とも、応援よろしくお願いいたします。
【子供のままで】
私の心は止まっている
「聞き分けのいい子、いい子でしょう?」
と、母は昔から私をみんなに自慢していた
でもそれは母が作り上げた私であって
私ではなかった
そう言われることで
私自身の気持ちは封印せねばならなかった
ワガママはおろか、
好きなこと、得意なことも
友達でさえも、進路でさえも
結婚相手さえも
全て母に支配された
ぱっと見、自慢の娘だろう
なのに…
母はどこかで私をライバル視していた
最初は母も、自分のしたかったこと
出来なかったことを私に託したのかも知れない
だが、それを難なくこなしていく私が
気に入らなくなっていった
そうして、6つ上の姉と共に
私を阻害した
学校では今で言うモンスターペアレントの母
同級生も私と連むのは嫌がった
学校でも家でも居場所を失った
結果
私は恐らく14歳で自我を失った
そして何度も死を覚悟し
パニック障害と鬱病になった
発症して14年目だ
寛解に辿り着いては再発の繰り返し
それでもそんな心の病になった私を母は
恥じたのだろう
もう、がんばれずに入院した私に
死を覚悟してまで病院に行った私に
「もう少し、がんばんなさい!」
と言い放った
私の味方は最初からいないことを悟った…
昨日は母の日だった
だが
私には母などそもそも存在しなかった
カーネーションをあげたいと想う人は
私にはいないのだ
母にだけ子育てをさせた父という存在も
もちろん私にはそもそもいない
母の理想の人生を歩んだ結果
とてつもなく不幸になった
そして
誰にも甘えることさえ許されなかった私は
【子供のまま】で
心が止まっている…
40を過ぎても尚、大人の階段は登れていない
5/12/2024, 3:54:49 PM