2周目LIFE

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2/26/2024, 2:48:05 PM

君は今


君は今
何を考えて毎日を過ごしていますか?

私は今
君が繋ぎ止めてくれた命を精一杯大切に生きています

君から別れを告げられて一年
でもそれは君のせいじゃない
私が愛というものを知らずに育ったから…
君の愛を信じる事が出来なかったんだ
だから君から終わりを告げたんだよね?

誰からも信頼されて尊敬されるジェントルマンの君
私にとっても尊敬できる君だった
でも
弱さを見せることを誰よりも嫌う君は
私の前だけは弱音を吐けたんだ

なのに
私は逃げてしまった
ごめんね…

それでも嫌いで別れたわけではないから
時々私から連絡すると返事をくれたね

そんなある日
君からLINEが届いたんだ
特になんでもないLINEが…

嬉しかったけれど
ビックリしたけれど
嫌な予感がすぐにしたんだ

それからも君は強がり続けた
私はもう、弱音を吐ける唯一の存在では無くなっていたから?

でも私の嫌な予感はいつも当たるんだ…

別れた後、病気が再発していた
弱音を吐ける存在がなくなった君は
独り耐え、闘っていたんだね…
何も知らずに、私は毎日を過ごしていたことを悔やんだ

だけど君は
「俺は大丈夫なのさ!病気になんか負けないのさ!心配しないで!」

って
やっぱり私を気遣う
「何も知らなくてごめんね…」
そう嗚咽が出る程、電話越しで泣いている私を
君はやっぱり気遣うんだ…

私:「どうしても一度会いたいよ…」
君:「君が会いにきてくれたらどんなに幸せだろう?」

君は私にしか伝えるつもりはないと言った
だけどこの先…万が一のことがあったら
真っ先に駆けつけることの出来ない距離の私には無理がある

家族と親友にだけはどうしても伝えて欲しい

それを伝えるために、往復15時間の道のりを独り車を走らせた

元々遠距離だった私たちが顔を合わせたのは6年ぶりだった
お互い歳を重ねた容姿は隠せない
けれど
君は電話で強がっていたけれど
「会いにきてくれてありがとう」
そう元気に抱きしめてくれた

だけど…
私が想像してた以上に
とてもやつれていたんだ…

ショックだった
とても胸が苦しかった

だけど君が大切だから
大切な人には病気のことを伝えて欲しいと
ゆっくり
ゆっくり
説明した

君は少し遠くに離れて座って
私の声にただただ耳を傾け
顔を手で隠していたんだ

独りで抱え込んでいたものが溢れたんだね…
本当は辛いって言いたかったんだね
でも弱音を吐けるのは私しか居ないから…
ずっと独りで苦しかったんだね

ごめんね…
君の愛を信じる事が出来なくて
ごめんね…
君の弱音を受け止められなくて

君と6年ぶりにお風呂に入り、以前とは真逆で
君が私に抱きつく形で眠りについた

たった数時間だったけれど
君は私の気持ちに応えてくれた

「家族と親友には話したよ」
その後、彼からLINEが届いた

「大丈夫!治る可能性はあるのさ!」
そう君は言うけれど…
私が調べた限り、その可能性はとても低い

だけど
君が言うならきっと大丈夫だよ!
私は君を信じるよ!
「神は乗り越えられる試練しか与えない」
いつも君はそう言って私を元気づけてくれたんだ

だから
君も必ず乗り越えられるはずだ!

前とはもう、関係性は違うけれど…
君の弱音は全部私が受け止めると決めたんだ

だから
毎週一回は私からLINEすると決めている
共通の友達も居ないから…
返信が来なかったときは…
そう言う事だということだ

そんなことは
考えたくもないが
週一のLINEが君に届きますように…
そして
君からのLINEが私に届きますように…

君は私にいつも、
今でも…
「君は最後で最高の女性だ」って言ってくれる

きっとね…
私にとっても
「君が最後で最高の男性だった」

すれ違いは元には戻らないけれど…
どうか君が幸せでいられますように…
最後まで幸せでいられますように…

私は最後まで唯一の君の拠り所でいるから
安心してね

君は今…
何を想っていますか?

2/25/2024, 10:14:24 AM

物儚げな空


悲しい時
苦しい時
私は空を無意識に見上げる癖がある

「空はどこまでも続いているんだよ」と
私の事が好きだという人に言われた事があるが…

それ以前から
私は空を無意識に見上げる癖がある
そんな事はとっくに知っていた

圧倒的に
誰よりも空を見上げていたのかもしれない
小さな頃からずっと…

空はこんなにも広いのに
だから一段と
自分が小さいものに感じていた
孤独を一層強く感じるからこそ空を見た

孤独でも
この空のどこかに私だけを愛してくれる人がいると信じて…

そしてそれと同時に
孤独である自分の儚さが
空を見るとちっぽけに感じる

わたしはまだやれる!
空を見ては今日も私は自分を奮い立たせる

ある日、私の大好きなダブルレインボーが空にかかった
ダブルレインボーはなかなかレアだ

同じ日のほぼ同じ時間に、その虹の写真を撮り、私に送ってくれた大好きな人
違う場所に居たのに
同じ角度で同じレインボーの写真を送り合った

この人となら
ダブルレインボーを次は一緒に見られるかもしれない
でも彼は私以外の誰かのものだ…

雨空とダブルレインボーのコンビネーション
儚く消えるのは
どうか虹だけでありますように…
彼の気持ちだけは
今だけはどうか消えませんように…
誰かの特別にはなれない人生
ならば全人生で少しずつ、1人分の愛をもらえますように…

今日もまた
物儚げな空は孤独な私を見ている
そして…
今日もまた
私を嘲笑っているのかもしれない…

2/24/2024, 1:48:24 PM

小さな命

私は恵まれている事に
3人のこどもたちをこの世に残す事が出来たのは奇跡だと思う

私自身はこの世に産まれたことを悔やんで生きてきた
自分のことを大切に出来なかった私が唯一、この子達のためなら何でも出来ると思う事が出来たのだ

子宮に出来た小さな命すら愛おしいと思った
都月十日、自分の中で育てた命が誕生する奇跡

子ども嫌いな私が
愛されることを知らなかった私が
初めて、愛おしいと心底思った

自分の何に変えてでも、この子の命を守りたい
これが愛なのだと悟った

これは本来、両親から受けるべき愛だったのだろう
でも、この感覚は子どもを産んで初めて芽生えたものだった

それは即ち
私自身は両親に愛がないことも悟った

どんな小さな命にも
親がいるはずなのに…

申し訳ないことに、夫のせいで、子どもたちは両親共の愛情は与えられなかったかもしれない

だけどこれだけは言える
私は2人分以上の愛を子どもたちにこれからも注ぎ続ける
愛されたことのない私なりの伝え方で…
普通ではないかもしれないが
私なりの精一杯の愛を…

小さな命が
更なる小さな命を繋いでいく

みんな最初は小さな命の奇跡なのだ

私もそうだったはずなのに…
恵まれて産まれてくることの出来なかった小さな命
本来はそんな命などあってはいけない
そのために
唯一人間の赤子は何も出来ない状態で生まれる
かわいい存在で産まれるように出来ているのに…
1人では生きていけないように産まれてくるのに…

もっとちいさな命を大切にすべきなのだ
だから無責任に行為をしてはいけない
するからには、その責任は少なからず伴うことを忘れてはいけない
絶対に安全などないのだ
欲望のまま行為をなすのは身勝手でしかない

だから
せめて私は
いついかなる時も、その責任をもって愛を育む
例え
自分の命と引き換えになろうとも
私は小さな命を産むだろう
そのくらい
愛した人としか本来、行為をするべきではない
恵まれずに
小さな命を誕生させない

それが
恵まれずに産まれた私が出来る
唯一のこと

そして性教育を我が子に伝えるのも
恵まれずに産まれた私の役目である

私は発達障害があるせいか
普通の母の立ち位置ではない
が、
その分フランクに子どもたちと寄り添う事が可能だった
性教育、ジェンダー問題等、小さな頃から伝えてきたおかげか?
子どもらも恥じる事なく伝えてくれる

母からの愛を注いでもらえなかったけれど
私は私なりの方法で
小さな命と向き合ってこられた

小さな命も奇跡であり
愛を知らない小さな命が、更なる小さな命を育てた奇跡

どうか…
これ以上
私と同じ苦しみを受ける
小さな命がありませんように…

2/24/2024, 8:59:22 AM

Love you


愛とは…
これは私にとって最大の謎だ

辞書によると

そのものの価値を認め、強く引きつけられる気持。
かわいがり、いつくしむ心。「子にそそぐ―」。いつくしみ恵むこと。「神の―」。いたわりの心。
 「人類―」
大事なものとして慕う心。
 「母への―」。特に、男女間の慕い寄る心。恋。
あい
〖愛〗 アイ いとしむ・めでる・かなし・まな・おしむ
1.
かわいがる。いとしく思う。いつくしむ。いたわる。
2.
男女が思いあう。

となる


愛情を注いでもらって育った人は
どう人を愛することができるんだろう?

私にはそれは分からない

両親から愛された人はどんな気持ちなんだろうか?

子ども嫌いの父と過干渉の毒親の母
私は物心ついた頃から、2人といて安心感を得たことがない
むしろ緊張感しかなかった

捨てられないように…大人の顔を伺う事が特技となり、小さな頃から大人びていた
どうすれば大人が喜ぶのかを知っていた
ある意味、これは私のスペックである

だが
これは良い意味でも悪い意味でも私の人生に影響を及ぼすことになる

愛してもらえず、正しい愛し方を教わってこなかった私は、誰よりも愛される事に執着するようになった

そのために男女問わず、依存したりプレゼントを贈る事がやめられない

そんな事しなくても離れていかないよ!
と言われても…
何か代償が必要なのだと思ってしまう
男性に対しては、せめてSEXはしなくても
何か身体で返さなければならないのではないか?
こんな私を愛してはくれなくても、好きでいてくれることが申し訳ないのである

だから私は男女共に平等に接することにしている
特別感を与えないように…

結果、誰からも一つの愛は貰えなかった

今も尚、誰かの1番になることはない
今後も恐らく、誰かの1番にはなれない
愛されずに育つと、愛し方も迷子になるのだ

それでもいいと思うようになった
誰かの1番になれずとも…
たくさんの人から少しずつ愛を注いでもらう資格はあるのではないかと思うのだ。

そもそも幸せは
誰かの不幸の元に成り立っている

わかっている…
私に小さな愛を注ぐ分、傷つくひとがいることも。
それでも
私にも少しくらい分けてくれても良いじゃないか?
何が悪いのか?

それでも
私は耐える事なく、次から次へと彼を愛する
正しいかどうか分からない愛し方で
愛してると言えぬまま…
それを言ったら終わってしまうのが怖いから
そして
彼の1番になりたいと心底思ってしまう自分が怖いから

わたしも
Love you
と言えたら
どんなに幸せだろう?