kina

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6/29/2023, 12:54:35 PM

まだ子供の時のことだ、入道雲を見た時に、無性にソフトクリームが食べたくなった「ママ!ソフトクリーム食べたい!」「もーう、しょうがないなー」

近くにあったソフトクリーム屋さんで買ったソフトクリームはとても美味しかった「んーー!おいしいー!」「ほらほら、口周りにソフトクリームついてる!」そう言いながら口周りを優しく拭いてもらった、ソフトクリームが少し頭にキーンと来るけど特別美味しかった、そんな懐かしい記憶

久しぶりに入道雲を見た、子供の時の事をふと思い返し、懐かしくなってまた同じアイス屋さんで同じソフトクリームを食べた

だけど可笑しいな「普通のソフトクリームの味だ…」子供の頃とは何も変わらない風景、何も変わらないお店、なのに、なぜか味だけは、あの時感じた事とは何かが決定的に違うんだ

「子供の頃に…戻りたいなぁ〜…」子供と大人じゃこんなにも違うんだな…、あわよくば、もう一度あの頃を味わいたい、入道雲を見ながらそう思った

6/28/2023, 10:27:26 AM

とても暑い日のことだった、私は暑さと憂鬱さでどうしても寝付くことができなくて窓を開けて外を眺めていた、時刻は深夜2:00を回り、いつもよりも暗く、静かな街に私は思わず心が踊った。

そしてお母さんにバレないように、ボロボロになってしまった制服を着て、汚れた靴を履いて、こっそりと家を抜け出してみた、いつもとはまったく違う雰囲気の空気は私の体を包み込んで、どこかに案内しようとしているようだった。

頬にできた傷がまだ痛む、しばらく散歩していると私はとある場所で足を止めた、それは近所にある川の土手沿いを歩いている時だった、ふと川を見るとそこには満点の星空が映し出されていて、まるで星空のプールみたいだった。

ぱっと空を見上げる、そこはこの世のものとは思えないほど美しい景色が広がっていて、星はこんなにも綺麗なんだと身をもって実感した。

そこで思い出した、この川がそんなに深くないことに、とても暑いし、丁度いいやと思って靴を脱ぎ、川に入ってみた、川はとてもヒンヤリしていて、けれど膝にある傷口にはしみて、相変わらず星がずっと映し出されていた。

その時だけは自分の周りに星が輝いていて、何もかもから開放され、まるで自分も星の一部になったかのようだった「このまま星になりたい…」そして虐められていた少女は星になった

6/27/2023, 8:12:55 AM

君と最後に会ったのはいつだっただろう。

たしかあの日は夏祭りだった、沢山の屋台が並び、人が沢山居て混んでいたんだ。

リンゴ飴を頬張る君のほっぺたが紅くてまるで君のほうがリンゴ飴みたいで可愛らしかった。

そして花火が上がる時間となり僕らは人気の無い穴場に移動して花火を見た。

夜の静けさと暗闇を打ち消す花火はとても綺麗で、この永遠にも思える時間が一生続けばいいのにと願った。

そして花火がもうすぐ終る時に君は口を開いた
「絶対に、来年も見に来ようね…!」
君はそう言いながら儚い笑みを浮かべていた、それと同時に最後の花火が打ち上がった。

今僕は病院のベッドの上に居る、「どうして…今…こんな事を、思い出しちゃったんだろうな~…」

僕は生まれつき病気があった、春の暖かさから夏の暑さに変わろうとする時期、僕の病気は悪化した。

今日は毎年恒例の夏祭りの日、結構僕は約束を果たせそうに無い「ごめんな…」そう呟いた言葉は誰にも届くことはなかった。

6/25/2023, 10:20:39 AM

あるところに育てるのにとても繊細な花を育てようとしている人がいた、その花が育つとどんな願いだったとしても叶うと言われていた

その花が咲いた、その人はどんな願いをしようか考えていた、しかし、その間にとても繊細な花を育てた人がいる、と噂が広まった

そして人々はその花を手に入れようと醜く争った、すると、花は枯れてしまったのだ、繊細な花はなぜ枯れたのかって?それは簡単な話だ

「育て方だけでなく込める気持ちも大切なのだ」

6/24/2023, 10:21:19 AM

1年後の今日、何をしているのかなと考えてみたけど今とは特に何も変わらないと思う

けれど1年の間に何もないという確信はない、少なからず今よりも変わってることはあると思う

だから1年の間に今からは想像できないほど変わっているかもしれないし、変わってないかもしれない

だから変わりたいと頑張ってる人も焦らずまったり過ごしている人もいる、けれど皆に共通して言えるのは

「たった1mmだったとしても皆毎日成長している」

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