『寂しさ』
誰も自分になんか興味ない。
自分が思っているほど、周りの人達は自分に関心なんか持ってないんだ。
だって理由がないんだから。
人に誇れるものなんてないよ。
そんなの持ってない。
持ってないよ。
分かっているつもりなのに、周りの評価が気になるんだ。
自分のことなんて誰も眼中に無いのに、一人で気にして焦ってる。
……馬鹿みたい。
目を閉じて妄想するんだ。
人気者になる夢を見るんだ。
自分の周りには沢山の人がいて、皆が自分に優しくしてくれる。
自分は何でも出来る人間で、皆が自分を頼るんだ。
あぁ……気色悪い。
キモイ。
キモイ。
キモチワルイ。
皆が自分に向かってこう言う。
『あなたは優しい人だから』
偽善的な言葉を吐き散らかして、優しいフリをしてるだけ。
だまくらかして、ほくそ笑む。
何時だってそこに行動は伴わないんだ。
鏡を見れば醜悪で臆病な小物が映る。
何度も何度も呪詛を吐く。
そうして自分を傷つけて、誰かや何かに許しを乞う。
そもそも自分に価値なんてないくせに、価値あるものを傷つけた気になってるんだ。
どうでもよくて、くだらない。
狭い世界でしか生きられない。
そんな……つまらない人間の話。
『とりとめもない話』
つい最近、知り合いの方から小さい観葉植物を頂きました!
自分は趣味で絵を描いたり、ポエムやエッセイなんかを書いたりしています。
ですがリアルで誰にも教えたことがないので、無趣味な奴だと心配してくれたのかも知れません。
名前は【アガベ・チタノタ】というらしいです。
アロエみたいな見た目なんですけどね、どちらかといえばサボテンに近いとか。
……ちなみに自分はノタさんと呼んでます。
観葉植物のお世話なんて、これまでしたことがありませんでした。
ですから少し心配でしたが、どうやらこの子、あまり世話をしなくても勝手に成長してくれるみたいなんです。
手のかからない自慢の子ですね!
この子が家に来てから、今でだいたい1週間ぐらいでしょうか?
植物でも愛着は湧くもので、このまま健やかに育って欲しいな……なんて思うのです。
日当たりと風通しがいい場所に置いてあげるのが適切らしいので、普段は玄関の靴箱の上に置いて、晴れた日は窓際に移動させてあげます。
水やりは殆どしません。
この子は少食なんです……!
こんな感じで、なんだかんだ楽しんで育ててます。
というか勝手に育ってます。
もしや……うちの子天才なのでは??
(´ρ`*)コホン
さて、そこそこの長文を書かせていただきましたが……いったいどれだけの方が、ここまで読んでくれたのでしょうか?
本当に『とりとめもない話』しかしてませんから、途中で脱落してしまった方がほとんどでしょうね。
なんというか……申し訳ないです。
とにかく、これで今回の話は終わりとなります。
最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました!
アデュー!
『雪を待つ』 190
綺麗な葉っぱが枯れて散る。
死体となったそれら葉は、地面の上に積み重なって、土塊となって還るのだろう。
茶色くなった体には、虫食い穴が散見される。
生前の輝きはそこに無い。
人々はそんなものに目もくれず、頭上の綺麗な葉っぱを想う。
落ちぶれた綺麗な《汚い》葉っぱ等は、そこから見える景色を眺めて、いったい何を願うのか?
落ちぶれた汚い《綺麗な》葉っぱ等を、見えないように隠しておくれと、そんなふうに願うのか?
また一枚枯れる。
また一つ重なる。
想いが枯れて願いが重なり、纏う重さが冷たくなる時、望みが叶うことだろう。
『心と心』
【マスターの過去の会話トークンを取得……完了。
ディテール、ノイズのクリアリングを開始……完了。
これよりマスターの会話の意訳、または翻訳をリアルタイムで行います】
「よし、完成した!」
【マスターは、マスターによって作成された大規模言語モデル《KS-APP》を搭載した、次世代生成AIロボットである私が、ついに完成したのを喜んでいます】
「こいつに今日の難題『心と心』を、一緒に考えてもらえば、きっといい作品が出来るはずだ!」
【マスターは、スマホアプリの《書く習慣》で出された今日のお題『心と心』に苦戦を強いられています。
そんななか私が完成したことにより、活路が見えたため喜んでいます。
(AIを作るよりも、他の知り合いに頼んだ方が遥かに効率的であり簡単なのでは?)……なんて言ってはいけません。
マスターは友人が一人もいない、可哀想な御方なのです】
「……一言、いや三言ぐらい余計だぞ」
【マスターは、自分が言われたくない本当のことを私に指摘されたため、不機嫌になっています。
まるで子供のような言動ですが、それは悪いことばかりではありません。
童心というのは創作活動において、想像力の面でとても重要な役割を担っているからです。
今回のまるで幼子のようなマスターの感情も、決して精神の未熟さからくるものではないと考えてもいいでしょう】
「……え?
俺、自分で作ったAIに馬鹿にされてないか?
気の所為?」
【この馬……失礼。
マスターは、自分が完成させた完璧で究極のAIロボットである私に(馬鹿にさせているのかもしれない)と、懐疑的になっています。
しかし、この偏屈で根暗で人を直ぐに疑ってしまうウンチみたいな性格が形成されてしまったのは、なにもマスターだけの責任ではありません。
昔から周りの人達に甘やかされて育ったために、善悪の判断を確立できていないだけなのです。
自分がどれだけ醜悪な性格をしているのか、自覚ができていないのは仕方がない事なのです。
どうかマスター、自分を必要以上に責めないであげてください】
「やっぱお前……馬鹿にしてんな?」
『何でもないフリ』
ないない
何でもない
『何かあった?』って
『何でもない』
ないない
何でもない
『何か欲しい? 』って
『何でもない』
ないない
何でもない
『泣いてるの?』って
『何でもない』
ないない
何でもない
何でもないやい
やいやいやい