3/4/2025, 5:40:10 PM
あの日のちいさな口約束を信じていた。信じてきたのに、しんじていたのに。
3/3/2025, 4:55:51 PM
ひらり、落ちた私の一部が、あなたの心臓に食い込んで。
2/28/2025, 6:31:42 PM
あの日のぬくもりを腕に抱えて歩いていた。そのぬくもりは冷めもせず、硬くもならず、わたしのそばにただ在った。
ただ、ぬくもりは風化した。覚えてさえいれば永遠であったそれは、私の腕からするりと抜け落ち、崩れ、誰にも届かないどこかへ流れていった。
不完全さは美徳だと、儚さは美しさだと叫ばれるこの場所で、わたしが喪くしたぬくもりはどうして、その美でわたしを癒さない。
2/24/2025, 3:01:04 PM
花が枯れて、私が咲いて、あなたが死んで、1822年の春でした。
【一輪の死に様】
架空の小説書き出し
1/17/2025, 3:04:25 PM
風の妖精のいたずらは、わたしとあなたの柔らかな日々にひと足先の『春』を振り撒く。
No.21【風のいたずら】