3/25/2025, 1:47:20 PM
こぼれ落ちていくものにしがみつくより、わたしの杜撰で小さな手がこぼさなかったものを大切にしていたかった。わたしが執着の怪物に、わたしがあなたの思い出を踏み躙る怪物になってしまう前に。
3/24/2025, 2:58:10 PM
もうにどと、味わいたくない恋でした。もういちど、触れたいと願うわたしでした。
3/20/2025, 3:00:53 PM
あなたと手を繋いで歩いた帰り道を、まだ覚えている。わたしはあなたの隣に恥じない人間で在れただろうか。
3/19/2025, 2:04:02 PM
追い求めていたものがいつしか見えなくなって、わからなくなって、私はわたしの理想郷のなかでひとり迷子だった。あのころそれは隣にいて、ぬくもりだって確かにあったのに、いつこの手をすり抜けていってしまったのだろう。どうして気がつけなかったのだろう。わたしの夢見る理想は、もうあのころからずいぶんゆがんでしまったのかもしれない。ただまっすぐ憧れていただけなのに、私はどこかで踏み違えてしまったらしい。
いまこの手に残るのは、歪み腐った憧れと、美しいままの恋心と、もう元には戻らぬ、つめたいあなた。
3/18/2025, 2:50:54 PM
言えなかったそれがいくつあっただろう。仕舞い込まれて忘れ去られることもなく、ただその身を焦がし締め付け苦しめたそれがいくつあっただろう。
いつかあなたの横で、懐かしいねと微笑むことができるだろうか。私はそれを、きちんと過去に出来るだろうか。