あかみ

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5/20/2023, 12:18:49 AM


突然の別れ、か
苦味しか思い出さんなぁ
別れ 突然
んー、なかなかまとまらん

ひとつの別れを書くか、それとも
いくつかの別れをかいつまんで書いてみようか
どちらにしよう
あぁ記憶が蘇ってきた
もうすでに心が苦い

…ちょっと待てよ、私こんな何度も突然の別れくらってんの?
ちょ、え、これって
多い?少ない?
いやいやそんなもん比べるもんじゃないってー
ないないー
でも、さ、そもそも人って突然の別れをそんな経験するもの?
突然の別れくらうって私の至らなさゆえなのでは?

おぉ落ち着け落ち着け、落ち込むな
人間に限らんだろ
物でも事でも突然の別れはいくらでもあるよね?
あるある、全然あるよ
ありまくりよ



まあまあまぁ、こんな感じでいいでしょう
うん…うん、悩んだわりにいい感じに書けた
あとはもっかい読み直して誤字ないか確認して、と
あ、やば遅刻する
また後で見直そ








書 い た や つ 消 え て る !
全ロス!
なんでだ?!
記憶を、頼りに、どうにか…
ああああ違う違うこんな文章じゃなかった全然違う



…もう無理なんだね、もう二度と会えないんだ
こんな突然の別れってないよ
酷いよ、どうして?
ずっとあなただけのこと考えてたのに
辛すぎる
もう一度あなた(文章)に会いたい…

5/18/2023, 10:21:33 PM


彼女のどこが好きなん?
ほらほら、言ってみー?

居酒屋の喧騒の中
酔いにまかせて茶化しながら聞いてみた

不躾な問いかけに数秒、ビールジョッキを見つめ考える姿
(あーいいな、この数秒は堂々と見つめていられる)
おもむろに顔を上げ、答える


全部
良いところも、悪いところも
全部、好き
大好き


喧騒が急に遠く静かになり、世界が目の前だけになったようだった

自分の言葉に同意するようにうなずき、同時に照れくさそうにビールを口に運ぶ姿

彼女が心底羨ましかった
私の欲しい言葉がそこには全て詰まっていた
うっかり泣きそうになるのを誤魔化しながら、ひと笑い

なにそれ、めっちゃ好きやーん
ちょ、聞いてー
めっちゃ惚気けられたんやけどー

周りを巻き込み、世界を閉じる
危なかった
惚気話が盛り上がるのを横目にビールを飲みほす
…危なかった?


その髪に指をからませたい
その頬に優しく触れたい
その眼差しを私だけのものに


視線を目の前に戻すと、空のジョッキを片手に首を傾げる姿
ビール、おかわりいる?ってことかな
小さく頷き、ありがとうの代わりに笑顔を返す
惚気話の途中、自分の分と一緒にさりげなく私の分も頼んでくれた


で?彼女とのなれ初めは?
 その髪に指を
そんな長いこと付き合ってるん?!
 その頬に
え、ほんじゃ結婚するの?きゃー!最高やん!
 その眼差しを


むりやり会話を盛り上げる
湧き上がる衝動を振り切る
初めから終わりの世界に気づかないふりをする
この物語に脇役はいらない


…でも、もう始まってない?





5/17/2023, 10:21:14 PM

これはイメージ
昔から度々頭に思い浮かぶイメージ

透明なグラスの中になみなみと水が入っている
その水には黒やねずみ色、銀色の澱みがふわふわと漂う
澱みは外からの刺激で撹拌されてグラスの中をぐるぐる回る
大きな塊や、細かく小さな気泡となってぐるぐると
一日が終わりに近づく時
一日が始まろうとする時
澱みはゆっくりとグラスの底へ落ちていく
摩擦で傷んだ感情と他人の言葉を包みながら静かに静かに溜まっていく
ゆっくり
ゆっくりと
すっかり上澄みと沈殿物に分かれた頃
グラスの中は淡墨色
そこは静まりかえった夜の海となる

私の中にグラスは常にあった
静かな夜の海を感じる時
自分に一番近い言葉が生まれる
感情は平坦で頭の中も凪いでいるのに、なぜだかとてもお喋りになる

歳を重ね、だんだんと分かったこと
これは私の孤独
誰も入ることのできない私だけの場所
真夜中は孤独の形を露わにする

5/17/2023, 10:10:07 AM

そもそも、だ
愛ってなんだろう?という長年の疑問を抱えている
好き、は分かるし、表現できるし相手にも伝えられる
でも愛となると途端に、うーん、なんていうのか…
この構える感じは、怯む、が当てはまる、のかなぁ
この気持ちを愛に当てはめていんだろうか?と躊躇してしまう感じ
私は愛だと思ってるけど、相手にはそうじゃないかもしれない
友達でも恋人でも家族でも
受け取る相手が愛だと思わなければきっとそれは愛ではなかったんだ、と思う
なので
愛があれば何でもできるか?の問いに対して
自分がそれを愛だと思うのならば何でもできると思う
ただし、相手がそれを愛だと思うかは分からないことを頭に入れておかなくてならない





5/15/2023, 2:11:04 PM


後悔、うーん、後悔…後悔か〜
失敗は沢山してきたし、恥もいっぱいかいてきた
今思い出しても、うぐぐ…と唸りたくなることもある
深く記憶をたどれば物心ついた時からしてきた数々の愚行を思い出せる気がする
あーできれば思い出したくない、その辺は一生記憶喪失になりたい
ただそれは後悔か?と聞かれると、しっくりこない
ぴったりはまらない表現になる
なので、私は数々の愚行は後悔とは思っていないんだろう
自分のことながら、おそらく、としか言えないのだけど
数々の愚行にはきちんと自分の意志があったように思う
意志にもとづいた行動なので失敗しても恥かいても、やらなきゃよかった…にはいたらないのだろう
そうなると、自分の意にそぐわない行動には後悔がともなう、のかも
いやでも、意にそぐわずともそこで選択をしたのは自分なので結果それは自分の意志があったことになるか…
うーん、話が一周してしまった

…あ、あー!ひとつだけ後悔すること思い出した!
二日酔いだ!
あれはほんっと後悔しかない
あーすっごいしっくりきた
後悔=二日酔い
これだ、ぴったりはまった
自分の意志で飲み続けたとはいえ頭痛、吐き気、だるさはもう辛すぎて辛すぎて…
あんなに飲まなきゃよかった
あの一本で止めときゃよかった
調子乗ってしまった〜、となって
翌日のトイレは高確率で私と数多の後悔が便器にはまってます

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