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12/21/2022, 2:05:21 PM

大空に向かい、手を伸ばした。
見えない何かを掴もうと、
ただ、分からずのままに。
晴天の日も、鉛雲の日も、
黒雲の日も、雪雲の日も、
何故かは、私にもわからない。
でも、何かがあるという
漠然で、直感で、空想な、
そんな気持ちが、
あの大空へと手を伸ばす。

今も、大空へと手を伸ばしているのならば、
私はまだ何かを求める旅路の中に
ただ、彷徨い続けているのかもしれない。
私の大空への旅路は、
始まっているのか、停滞しているのか、
未完なのか、終了なのか。

彷徨う私には、それすらも分からない。

12/20/2022, 2:17:37 PM

甲高く、家のベルが鳴る。
それは、友達が来た事を告げる音。
静かに、玄関のベルが鳴る。
それは、親戚が来た事を告げる音。

ゆっくりと、家のベルが鳴る。
それは、久しく懐かしい友達が来た事を告げる音。
堂々と、玄関のベルが鳴る。
それは、酔った父が帰ってきた事を告げる音。

ただ高く、アパートのベルが鳴る。
それは、見知らぬ勧誘が来た事を告げる音。
単調に、アパートのベルが鳴る。
それは、宅配便の届けを告げる音。

優しく、扉からベルが鳴る。
それは、母が差し入れを持ってきた事を告げる音。
点々と、玄関からベルが鳴る。
それは、唐突に友達が来た事を告げる音。


軽快に、家のベルを鳴らす。
それは…
私を待つ人に、帰った事を告げる音。

12/19/2022, 2:09:23 PM

寂しさとは、
友達に忘れられた時に感じる事では無く、
一人孤独になった時に感じるものでも無く、
大切な人が居なくなった時にも感じず、
ただ、私を褒め、慰め、励ました、
父と母、兄弟、姉妹、祖父母、
アノ人が、居なくなって初めて、
心に途方も無く大きく、深く、暗く、
闇に等しい穴が空いた時にやっと、
感じるのです。
とてもとても、耐えられるものでは無い。
あの哀しみも、痛みも、寂しさも、
耐えると言うことは出来ず、
その悍ましい現実には抗えず、
自らも、その闇に委ねて
堕ちていく。

12/15/2022, 2:14:21 PM

彼方まで見通せた世界は、
ソレによって、何も見えなくなる。
ただ、一面の白銀世界と化し、
新たな世界を見出す。
もとよりある世界を上塗りするように、
ソレはもとの世界を染め上げる。
あるものを一新し、
どこか悲しく感じるはずなのに、
私は、それがただ恋しくて。
ただ純粋に、あの白銀の世界が、
幻想的な風景が、私を魅了する。
あぁ、ただただあの雪が、
待ち遠しくてたまらない。

12/14/2022, 2:15:49 PM

なにゆえに、あの光は
私にこんなにもの哀しみを
感じさせるのでしょうか。
まばゆい光は
心を温かく、顔を緩ませて
あなたを思い、身を焦がすほどに
私を熱くさせるはずなのに、
なぜ、こんなにも哀しいのでしょうか。
あの光は、
私には届かないほどのものなのでしょうか。
それとも、私の全てがもう
黒く、取れないほどに濁ったと言うのでしょうか。
あの光を、ただ純粋に受け止める
ただ無垢で、和やかな私に、戻りたい。

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