JACK

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12/22/2025, 10:44:05 AM

〜光の回廊〜


ふと目を覚ます。
そこは、見慣れない空間だった。

「痛っ。」
頭を打ったような鈍い感覚が残り、
額を摩りながら記憶を探る。

誰かに運ばれたのか。
それとも、自分で歩いてきたのか。
曖昧なままだ。

「あっ、確か……千鳥足で……」

時刻は深夜二時。
誰の気配もないアーケードに、
鈍い照明が連なっている。

それは、
光の回廊のように、
帰り道だけを静かに照らしていた。

「……こっちで合ってるのか?」


12/21/2025, 10:27:24 AM

〜降り積もる想い〜


ずっと気になっている。
きっと、好意なのだろう。

そう言い切れないのは、
素直になれない自分のせいか。
どこかで、
違うのではと疑ってしまう。

それでも、
答えが出ないあいだは、
この降り積もる想いに、
終止符は打てない。

まだ、
時間が必要だ。

12/20/2025, 11:08:15 AM

〜時を結ぶリボン〜


普段から、写真を撮ることが多い。
何気ない日々も、出かけた先でも。

どうも記憶というものは頼りなく、
いつの間にか、曖昧になってしまう。

友達と昔の話をしていると、
写真は思い出せるのに、
その全体像が、うまく蘇らないことがある。

そんな時、
具体的なシチュエーションや、
ふとした言葉を覚えていた友人の記憶が、
一気に時を遡らせる。

欠け落ちていた記憶を、
そっと結び直すように。
それがきっと、
時を結ぶリボン。

12/19/2025, 10:43:06 AM

〜手のひらの贈り物〜


公園のベンチにひとり座り、
そよ風の中、遠くを眺めていた。

両手を包むようにして、
男の子が駆け寄ってくる。

「はいっ。あげる!」

守るように摘まれた
四葉のクローバーが差し出された。

「……いいの?」
「いいよ」

男の子は走り去り、
手には小さな緑と、
触れたままの温もり。

手のひらの贈り物は、
幸運かは分からない。
それでも、
世界は少しやさしく見えた。

12/18/2025, 10:58:20 AM

〜心の片隅で〜


いつも自信に満ち溢れ、
余裕さえあるよう振る舞う。

言わなければならないことは、
ハッキリと発言し、存在感を主張する。

間違いや過ちがあった際には、
きちんと謝罪をする。
当たり前のことばかりだ。

しかし、
心の片隅では、
本当にそれでいいのか?
我儘だと思われてないか?
要注意人物扱いされないか?

目立ちすぎてはいないかと、ひそかに迷う。

それを誰にも気づかせないまま。

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