どこかの人

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6/14/2025, 2:25:29 AM

君と出会ったのはいつだろう

確かとてもにらみつけられて

逃げ腰のくせに暴言を吐いていたよね

そんな中私の家へ招待すると

表情が一変してとても落ち着いていたね

それから一緒に暮らすことになって

私の呼びかけに瞬時に応答して

頭を撫でると私に見せる1番の笑顔を振る舞いてたね

ご飯を食べるために君は一生懸命で

私の機嫌をとっていたね

家の中や窓の外に

君が知らない人を見た時

いつも威嚇して暴言を吐いていたね

私のことを守ってくれていたのかな

外へ一緒に散歩へ行った時の君はね

この上なく楽しそうで

私が全速力で走っても追いつけなかったなぁ

それから十数年たって

君は私よりも歳をとって

かつてのような元気さはなくなり

家の中でゆっくり過ごすことが増えた

呼びかけてもご飯に呼んでも散歩に行こうとしても

足取りがとても遅くなっていた

そしてその時は突然訪れた

朝起きて君を呼んでも反応がない

体は冷たくなっていて落胆した

そんな中君との思い出がフラッシュバックする

初めて会った時君は体をブルブルしながら

私を何度も何度も吠えてたね

おすわり!お手!おまわり!

君は指示に従ってご飯を食べていたね

君の知らない人を見かけると

私を守るために吠えて威嚇していたね

散歩も全速力で駆け抜ける様子がとても愛おしかった

君の声や仕草や全てが

君にしか奏でることが出来ないハーモニーで

もう聴くことが出来ないのか

いや

君との時間を思い出せるのは私しかいない

君との日常を私は一生忘れないよ



(君だけのメロディー)

6/12/2025, 11:16:49 PM

I love you.
あなたのことが大好き

I love us.
仲間のことが大好き
いつもピンチの時に助けてくれるから

I love them.
ライバルである彼らのことが大好き
お互い高め合うことができるから

I love it.
私は...が大好き
沢山ありすぎてひとつに決められないや
どれもこれも私の一部を担ってるから

How are you?
あなたはどう?

I love you too.
私はあなたのそんなとこが大好きだよ



(I love)

6/12/2025, 2:05:31 AM

梅雨の時期のある日

私はベッドの上に座って下を向いている

貴方との記憶が雨音と共に何度もリピートされ

イヤホンから流れる366日の音色と相まって

静かに鼻をすすっていた

小規模な雨が私から展開され

目の前に水溜まりができていた

信じてたのに

こんなにも愛してたのに

貴方が私に言ってくれた好きという言葉

貴方が私にしてくれたハグやキスやそれ以上のこと

嘘だったのかな

本気にしてた私がばかばかしいな

貴方を想えば想うほど

雨音が強くなっていく

雨音も私と一緒に泣いてくれてるのかな

雨が降ると普段はテンションが下がるけど

今は私を包み込んでくれて温かく感じる

雨よ私を励ましてくれてありがとう

切り替えてがんばるね

空が少しずつ明るくなってきた気がした



(雨音に包まれて)

6/11/2025, 1:27:06 AM

顔はいつかしわでいっぱいになる

花はいつか枯れてしおれてしまう

宝石はいつか錆び付いてしまう

芸術はいつか廃れてしまう

景色はいつか私たちの記憶から消えてしまう

虹はいつか一瞬にして消えてしまう

日常はいつか脱線して壊れてしまう

人生はいつか終わりを迎える

美しいものには限りがある

それらは美しくなくなってしまうのか

それは違う

美しいとは変化し続けるから美しいのだ

そんな美しい世界で僕らは生きている



(美しい)

6/10/2025, 1:40:15 AM

どうしてこの世界は不平等なのだろうか

どうしてこの世界は差別が存在してるのだろうか

どうしてこの世界は心が満たされないのだろうか

どうしてこの世界は異常気象に脆いのだろうか

どうしてこの世界は成功より失敗が多いのだろうか

どうしてこの世界は権力者が優遇されるのだろうか

どうしてこの世界は私を見捨てたのだろうか

はぁ、なんて生きづらい世界なのだろうか



(どうしてこの世界は)

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