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11/18/2024, 10:23:41 AM

たくさんの想い出

想い出に助けられて踏み出せた朝、想い出に潰れてしまいそうな午後。人生という一人の私を、ずっとずっと、続く日々の中で過ごしていくのだろう。だけど、今ですら、不安を抱えたままで、優しい言葉が嘘に思えて、だけどこうやって、文字を吐き出してる。生きることに意味を見いだせないから、前に進む方法がわからなくて立ち尽くすしかなくなって、悲しいとか辛いとかじゃなく、解決策が見当たらないんだ。深い森の奥に迷い込んでしまったみたいな、そんな漠然とした今日をまた明日に繋いでいく。キラキラっとした君を見て、足を引っ張るんじゃ無いかって怖くなった。いつから夢を見られなくなったんだろう、夢をみることが悪いことみたいに見られるようになったのは何歳からだったかな。前よりは、多分足取りは軽くなったはずなんだ。だけど、ずっと閉じこもってたら歩き方を忘れてしまったみたい。焦ってる、21歳になって、人生が自分だけの責任で進んでいくことに気がついて、そんなうじうじした悩みをずっと考えてる。ゆっくりじゃもう遅い、一歩一歩じゃ置いていかれる、そんな社会の最中に今から入るんだ。

11/18/2024, 3:16:52 AM

冬になったら

また、君と同じ星空の下で会えるだろうか。風に靡く日々はあっという間に過ぎていって、あの冬の日から1年という言葉を使えるようになってしまったよ。大切な思い出は抱きしめて、今年も冬を越えるんだ。

11/13/2024, 10:57:22 AM

また会いましょう

自分の認識する範囲が広くなればなるほど、経験や人間関係を積むほどに、自分にも他人にも深入りせず、快適に日々を過ごせる方法を見つけて、社会に溶け込んで生きていく。それでいいの、みんなそうだから。だけど少し寂しいよね。自分の人生だからさ。
だから、またいつか
昔の自分と笑って、出会えますように。

11/12/2024, 1:08:57 AM

飛べない翼

地上が息苦しかった。何度も大きな翼を持った鳥のように空を自由に飛べたなら、何も考えずに生きることができたなら、どれだけ救われるだろうって。君もそうだろうか、笑うだろうか。期待も今に残ってしまって、もう一度大きく息を吸う、さよならを吐き出す前に。

11/11/2024, 12:42:38 AM

ススキ

秋になると通学路はススキのストリートで、風が吹くたびさわさわさわさわと鳴り、話し声を打ち消し、自然の音だけが残った一瞬の沈黙が訪れるような帰り道。子供ながらに、ダイナミックに揺れるススキの穂を見るたび、心惹かれた。風によって落ちた穂を拾い集めては、持った穂を独り風に靡かせながら、赤く照らす夕日に向かって走れるまで駆けぬけた。

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