星空の下で
「あれがうしかい座のアルクトゥールス、おとめ座のスピカ、しし座のデネボラ」この3つで春の大三角。
どの季節にも大三角があるって理科で習ったなあ。
遠距離の届け先で少しだけ寄り道をしたいなんて大也が言い出したので仕方なくルートとして組み込む。星が見える場所がいいと言われ都市部としては比較的に星が見える場所のルートを選んだ。
「なんで今のそんなことを言い出したんだ」
地球上のハシリヤン案件は片付き、BBGに向けて動き始めたところだ。
「今までは見上げるだけだった星空がすぐ近くにある生活になると思うとバクアゲだなって」
大也の目に星が輝く。やっとスタートラインに立てたのだ。ブンドリオと大也の夢、『ビックバングランプリ』。少しいやかなり遠回りになってしまったがやっと本来の目的がここからはじまる。
「あぁ、バクアゲだな」
いつも大也は俺だけでは見ることができなかった景色を見せてくれる。これからもっと違う景色が見られると思うともしかしたら大也よりも俺の方がバクアゲになっているかもしれない。クールでありたいからその思いに蓋をする。でもバレているようで暖かい目で見られている気がするがもう気にしない。星空の下でその夢を再確認した。
※二次創作です
それでいい
「なおさらあなたみたいな人に渡せません」
何を聞いたのか、何を知ったのか。お坊っちゃんは
話したがらないだろうから社長かあのアロハ野郎に違いない。お医者さんごっこに、何も知らないお坊っちゃん、何考えてるかわからない社長にやけにうるさいアロハ野郎。…俺以外は失うと大きなものが多すぎる。ただのヒーローごっこだと思っているならそのままでいい。今はまだそれでいい。
※二次創作です。
1つだけ
『…1つだけやり残したことがある』
そう言われて後ろをただついていく。この先に何があるのか、これから何をするのか何一つ聞くことができないまま。人に連れられて深層心理を歩くのは初めてだ。…予知夢の中であったかもしれないが。今日はそういう世界観なのかねむちゃんの姿はなかった。見ないほうがいいような気がする。真っ黒でチカチカするような悪夢のような空間。
「…俺の深層心理だ。」ただの悪夢ならどれだけよかっただろうな。
急に立ち止まり、振り返る。俺の質問に答えてくれたようだ。
「お前の深層心理はもっと…」いや何でもない。
やはりハッキリと教えてはくれないみたいだ。
「なんで俺をここに連れてきたんだ」
「簡単なことだ」お前を証人にしたい。
そう言い終わると武器を構えた。目の前の俺を連れてきたノクスと鏡写しの姿。ブレイカムバスターを構えたのは俺を連れてきたノクスだと思う。もう一人のノクスは予知夢で見た真っ黒の服装だった。ただ何も構えずにカプセムを砕いた。
「悪夢を楽しまないと」ゼッツも俺も
「そんな場合ではない」さっさと消えろ
…この戦いは俺は手を出してはいけない。少しでも俺を連れてきたノクスの方が勝つことを願わないと。
「「本当に?」」
2つの声が重なる。どっちが本物でどっちが偽物なんてわかりやしない。
「その目に焼き付けろ、結末を」お前の世界がどう影響するのかを
ブレイカムバスターの弾丸はカプセムもを砕き黒い服のノクスの胸を撃ち抜いた。
「もう終わりだ、」嫌なところを見せて悪かった。
「大丈夫だ、でも」本当に平気ですか?
意味ありげに微笑むノクス。俺はどうすればよかったのか?
※本当は人名を出したくなかったのですがややこしくなるので出しました。これから完全に人名が出るようになるので一次創作だと思っていた方、大変申し訳ございません。全て二次創作です。
大切なもの
『大切なものを作ると弱くなるだから絶対に特別を作るな。』
養成所でことある事に教官たちが候補生に投げかける言葉だった。当然トップの成績の俺に対してもだ。己の技術と情報以外は信用できなかった。俺はハニートラップにかかったヤツの話も、結婚して消えたヤツの噂も何一つ理解できなかった。
ふと大切なものを数えてみる。水族館、子どもたちの笑顔、…そして仲間のこと。あの当時はどうしても理解できなかった言葉が突き刺さる。俺は弱くなんてなっていない。俺一人ではできないことだからこそ仲間がいる。『大切なものを信じる』シンプルな答えだ、教官たちは信じられなかったから弱くなった。俺は信じているだから、『大切なもの』のために俺にしかできない最短ルートを進むだけだ。
※二次創作です。
エイプリルフール
ずっと嘘を重ねてきた。どんな手を使ってでも真相を手に入れる。そんな自分はこの日だけは嘘をつかないと決めている。だからこんな新年度早々に休みをとる。誰にも会わなければ嘘をつかずにすむ。まあ新年度早々に仕事はない。今年は違った。いちおう、一番新人になるわけで休むなんて考えられなかった。必然的に人に会う、癖は抜けない。『年中エイプリルフール野郎』って本当にセンスがあると思う。そんなこと言ってきた相手に今日はとびきり素直に返してやる。
「もっと素直になったらどうだ?」自分よりひねくれているくせに。
いつもの五割増しで皮肉が返ってきた。
※二次創作です。