hona

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2/13/2023, 11:14:28 AM

「ちょっと、そこで待っててね。」
そう言って、あの方は過ぎ去っていった。
通行人たちが、不思議な目でこっちを見ている。
そんなに、僕はおかしいのか?

雨が降ってきた。
まだ、あの方は戻ってこない。
雨で体が濡れた。寒くなってきた。

あの方は何故、僕をこの茶色い箱に入れたのだろうか?
普段、あの人を待つときは家なのに。
一人の通行人が、僕の上に傘をおいた。
「ごめんね。お兄ちゃんが犬アレルギーだから、飼えないの。」
そう言って、去っていった。
「犬アレルギー」が何か、僕には分からなかった。
きっと、あまり良いものではないのだろう。

雨がやんでききた。
でも、さっきの雨のせいか、少し体調が悪くなった。
まだ、あの方は戻ってこなかった。

夕方になった。
スーツ姿の男性が、二人来た。
僕は、よくわからない施設に連れ去られた。

それからの記憶は殆ど無い。
とにかく苦しい思いをしたのは覚えている。

そして、気づいたら此処にいた。

1/31/2023, 10:33:31 AM

長い旅だった。
とうとう、たどり着いた。
旅路のはてに、私は憧れのステージに立てた。

1/27/2023, 11:02:07 AM

貴方の優しさが、私にとって迷惑であることを、いつになったら理解してくれるのか。
自分が良いと思っていることが、相手も良いと思っているとは限らないのに。

1/26/2023, 10:31:42 AM

真夜中、この道を通る誰かの為に、今日から明日にかけて整備をする。
知ろうとしなければ知られない、でもなくてはならない大事な仕事だから、この寒空の中働く。
この仕事をかっこよく言うのなら、「Midnight worker」といった感じだろう。
自分は何年、この昼夜逆転生活を続けてきたのだろうか。

あぁ、「明日」が「今日」になった。
だから何だというわけでもないのだけど。

1/26/2023, 10:00:21 AM

「どうだった?受かってた?」
「うん!第一志望校受かったよ!」
「舞、おめでとう!」
「お母さん、ありがとう。」
よかったー。第一志望校受かったから、勉強から開放される!
これで一安心だ。あ、琴音にもこの事を伝えよう!

プルルル…

「はい、もしもし、舞?」
「琴音、私、第一志望校受かったよ!」
「おぉー、すごい!おめでとう!」
「ありがとう!琴音はどうだった?」
「第一志望校落ちちゃった…」
「でも、琴音は頑張ってたと思うよ。」
「ありがとう。でも、お母さんがすごく厳しい人だから、伝えるの不安だな…」
「うーん…。でも、いつか伝えなきゃいけない事だと思うよ。」
「そうだよね。いいなー、舞のお母さんは優しくて。」
「まぁ、私のお母さんは中卒だから、どこ行っても喜んでくれるんだと思う。」
「そっか。まぁ、頑張ってみるよ。」
「うん、頑張ってね。」

プツッ

うーん。琴音のお母さんはあまりに厳しすぎるというか、自分の理想を琴音に押し付けている感じがするからな。
中学受験に落ちたときは、あまりに可愛そうなことになっていたし。
でも、第一志望校は琴音のお母さんの理想だったけど、第二志望校は琴音の理想だったから、これでいいような気もするな。



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