8/25/2025, 10:45:47 AM
もう一歩だけ、
もう一歩だけ、前に進みたい。そう思っているのに。
前に進むのを、諦めたくなった。
もう一歩、もう一歩、あと一歩だけ進めば助かる。
そんな幻想を抱いてしまっていたから。
自分はどうにもならないとわかっていた。
分かりたくなかった。
私の前を進む君は、一歩が私の十歩分くらい、心強かった。
もう一歩だけ。もう一歩分だけ勇気を出せたなら。
君に、追いつけたのかな。
8/21/2025, 1:04:30 PM
君と飛び立つ
こんな世界捨ててしまおう。
君はそう言って、淵に立ってる私の手を握った。
少し笑って、悲しそうな顔をした。
8/20/2025, 1:24:04 PM
きっと忘れない
あの夏の日。君と歩いた日。
気になるからあそこまで行ってみない?
そんな事から歩き始めた。
建物を通って歩いていると、浜辺が見えた。
ビルと、橋が、綺麗に折り重なって。
夕日が綺麗に差し込んでいた。
隣にいる君はとても眩しかった。
きっと忘れない。あの景色。
8/19/2025, 12:52:27 PM
なぜ泣くの?と聞かれたから
なぜ泣くの?
そんなこと言われてみたい。
泣いている時に近くにいた君にどうして泣いているのと言われてみたい。
なぜ泣くの?と聞かれたら、どう答えるのだろう。
悲しいからだよ。寂しいからだよ。つらいからだよ。
そんなこと笑って言っても、君は笑ってくれない。
8/18/2025, 1:01:16 PM
足音
コツ、コツ、コツ。
静かな道を歩く音が好き。自分の足音だけが綺麗に響く、あの音が好き。
少し高いヒールが綺麗な音を立てる。
本を探して立ち止まる。
また、歩き出す。
後ろから、足音が聞こえる。優しい音。
君が来てくれたのかな。少しだけ、期待する。