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8/17/2025, 12:58:28 PM

終わらない夏

終わらない夏が欲しい。
何も考えずに過ごせる夏が欲しい。
君と一緒にいられる夏が欲しい。
それが終わらない夏なら、暑さすらもいいのにな。
終わらない夏とかあったらいいけど、
それだと季節によって変わる君を見れないね。
そろそろ行かないと。
長袖の君が待ってるから。

8/16/2025, 11:18:12 AM

遠くの空へ

空に手を伸ばす。雲を掴みたくなる。その空は、とても遠くて、届きなんてしないのに。
遠い空ってなんだろう。どこからが空だろう。そんな事を考えながら、空に手を伸ばす。
たまに思う。鳥たちが飛ぶ空は、遠い空なのかなと。
遠くの空に自由に飛んでいく鳥たち。
私たちは、飛べもしないくせに妄想をする。
遠くの空へ飛んでみたいと。

8/14/2025, 1:08:59 PM

君が見た景色

君が見た景色を、私は知らない。
悲しい顔をする君、嬉しい顔をする君。
君はどんな景色を見て、その表情を浮かべたんだろう。
私なんかじゃ、想像もできない。
君が見た景色は、全て君だけのものだから。
君が見た景色を知りたいと、少し傲慢なことを思ってしまった。君が見た景色を、私も見たいと思ってしまった。

8/13/2025, 1:06:33 PM

言葉にならないもの


優しい言葉を聞くと、言葉にならないものが出てくる。自分の苦しさや、絶望のような、黒いインクのようなものが、少しずつ染み出してくるから。
傷口に、消毒液がかかったみたいに、痛んでしみる。
それは、言葉にしたくてもできないような感覚になる。

言葉にならないものを感じると、言葉をもっと増やしたくなる。そうすれば自分の気持ちが、少しは分かる気がするから。

8/12/2025, 10:18:20 AM

真夏の記憶

真夏。
真夏の記憶はあまりない。初夏の記憶が強いから。
真夏はとにかく暑くて、冷房に縋っていたい日々。
宿題なんて面倒くさくて、早く遊びたくて、真夏には残さなかった。真夏はよく祖母の家に行っていた気がする。涼しくて、周りに何も無い。そこに着けば、時が止まったようにすら感じた。空が静かで、入道雲が遠くに見えた。

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