もう一歩だけ、もう一歩だけ、前に進みたい。そう思っているのに。前に進むのを、諦めたくなった。もう一歩、もう一歩、あと一歩だけ進めば助かる。そんな幻想を抱いてしまっていたから。自分はどうにもならないとわかっていた。分かりたくなかった。私の前を進む君は、一歩が私の十歩分くらい、心強かった。もう一歩だけ。もう一歩分だけ勇気を出せたなら。君に、追いつけたのかな。
8/25/2025, 10:45:47 AM