3/1/2026, 11:30:51 AM
喰べても喰べても満たされない。
怪物は尚も喰べ続ける。いつか空腹を感じなくなるまで。
そんな時が訪れることはないと知りながら、怪物はひたすらに腹を満たそうと喰べ続ける。
「お題 欲望」#182
3/1/2026, 5:19:22 AM
砂塵舞う荒れ果てた大地を進む。先祖達が踏みしめた荒野を、文明の力たる二輪バイクに乗って駆け抜けていく。
何日もかけて歩んだ道のりが、わずか1日で走破出来てしまう。
変わり映えのない景色の中。
バイクの駆動音と振動が、確かな前進を感じさせる。
やがて陽炎の揺らめく中に、街の影が浮かんできた。
「お題 遠くの街へ」#181
2/26/2026, 11:58:03 AM
過ぎた過去も、来たる未来も、「今」ここにいるワタシに繋がっている。
今までの選択とこれからの選択、どちらが欠けても「今」のワタシは形作れない。
過去、現在、未来。
無数の線上の一筋の自分。
「お題 君は今」#180
2/25/2026, 2:14:48 PM
気が重くなる曇り空。
切れ切れな覗く青の彩度さえ鬱陶しく、気分は下り坂。
例えるなら低空飛行。
頭上にのしかかる灰色の雲を溜息で晴らせるはずもなく、肺から酸素が抜けていく。
心中映る午後の空、どうやら雨は降らないようだ。
「お題 物憂げな空」#178
2/25/2026, 4:08:06 AM
たった一つの細胞から、命は始まる。
幾度も分裂を繰り返し、繰り返した細胞は形を成していく。十月十日の夢現から覚めれば、百年の旅へと出でなければならない。
それは人の命の、巡る物語。
「お題 小さな命」#177