昼顔

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9/15/2025, 3:00:24 AM

遠い。
月を映すその瞳に、僕は映らない。
どれだけ君を想っても、どれ程側に居ても、君が僕を見てくれる日は、きっと来ない。
それでも君といられるなら、僕は構わないと思えてしまうんだ。

遠い。
月を見上げるその瞳は私を見てはくれない。
どれだけ貴方を想っているか、どれ程貴方の隣に居たいのか、貴方は知る由もない。
それでもいつか、貴方に伝えられる日が来たなら、貴方はどんな顔で私を見てくださるのだろう。

「お題 君と見上げる月…🌙」#36

9/13/2025, 12:42:48 PM

何処までも真っ白な余白に、言葉を打ち込んでいく。
誰に読まれるか、誰に読んでもらえるか。
期待と不安はいつまで経とうと消えはしない。
何が正しくて、何が間違ってるのかなんて、全然分からない。
けれど。
私の言葉が届くことを願って、今日も言葉を綴っていく。

「お題 空白」#31

9/13/2025, 6:36:28 AM

いつもと違う景色が教えてくれる。驚異の爪痕は生々しく、人がいかに無力であるか。
日常など、一瞬で崩れ去ってしまう。
それでもまた、私達は日常を手にする為に、今日を重ねていくほかは選べない。

「お題 台風が過ぎ去って」#45

9/11/2025, 10:38:15 AM

孤独が部屋全体を満たす。
世界から私を切り離してくれる。
雑音も害する者も、今は遠い彼方。
静寂が安心感をくれる。在るべき場所に自分を感じる。
何もしなくていい。何をしてもいい。
指図も怒声も、ここにはない。

「お題 ひとりきり」#43

9/11/2025, 2:59:33 AM

私達の世界は、たった三つの色彩で彩られている。
興奮も落ち着きも静寂も。色に塗りつぶされた感情の名であり、私達を惑わし続ける視覚情報に他ならない。
鮮やかさも陰りも、色の魅せる幻想風景。
額縁に収まってしまう程の狭き宇宙。
けれど余白は十二分にある。
次はどの色を試そうか。

「お題 Red,Green,Blue」#37?

再執筆の可能性アリ

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