昼顔

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9/1/2025, 2:38:24 AM

8月31日、午後5時、
何気ない1日が、太陽と共に去っていく。
濃紺のベールが空を覆い、星々がちらほらと疎らに輝きだす。もうずっと昔に放たれた光が旅の終着地点に到達した。
たった百年ぽっちの、その1日。
いずれ記憶に埋もれてしまう、替えがたい一瞬(ひととき)

「お題 8月31日、午後5時」#22

8/30/2025, 12:05:58 PM

アナタはいつも死にたがる。
ワタシはいつも生きてるフリをする。
チグハグなアナタとワタシ。
ふたりだけの秘密。

「お題 ふたり」#23

8/29/2025, 10:43:15 AM

目を閉じて、一番に視えるのは、暗闇。
ぐるぐると廻る思考の波は、同じ処を廻り続け、いずれ忘れてしまうのだろう。
私はどうしたい?
私がしたいことは?
本当にこれが私の望んだことなの?
自問ばかりが頭を埋める。
その一つとして自答は出せない。
いつから私は、自分を見失ってしまった?
本当の私が見たかったのは一体、どんな風景だった?
美しいもの?醜いもの?
一体私は、何を見ているの?
今はまだ、暗闇の中。
いつか目に映すその風景を夢見てる。

「お題 心の中の風景は」#21

8/29/2025, 2:28:44 AM

萌える若葉が夏の日射しに揺れる。
生命を燃やし尽くす太陽に向かい、その光を吸収している葉は青々と命を育む。
ぬるい風にそよぎ揺れる合間から煌めく日光は、さながら綺麗な硝子細工の様な輝きを見せる。
何処からか爽やかな香りが、鬱陶しい夏を和らげてくれる。

「お題 夏草」#20

8/27/2025, 10:37:14 AM

いつだってあるはずなのに、いつだって見失ってしまう。
楽しいはずなのにとても苦しい。藻掻いて探って、壊して直して。
書いて、書いて、書いて、
今もまだ、ここにある「何か」を書き続けてる。

「お題 ここにある」#17

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