8/29/2025, 2:28:44 AM
萌える若葉が夏の日射しに揺れる。
生命を燃やし尽くす太陽に向かい、その光を吸収している葉は青々と命を育む。
ぬるい風にそよぎ揺れる合間から煌めく日光は、さながら綺麗な硝子細工の様な輝きを見せる。
何処からか爽やかな香りが、鬱陶しい夏を和らげてくれる。
「お題 夏草」#20
8/27/2025, 10:37:14 AM
いつだってあるはずなのに、いつだって見失ってしまう。
楽しいはずなのにとても苦しい。藻掻いて探って、壊して直して。
書いて、書いて、書いて、
今もまだ、心【ここ】にある「何か」を書き続けてる。
「お題 ここにある」#17
8/26/2025, 11:40:20 AM
陸と海の境界線。
波が寄せる浜辺を、サンダルを片手に持ち進んでゆく。
何も履いていない足に波がゆったりと当たり、冷たい感触が心地良さをくすぐる。
水平線の向こうには、赤く燃える太陽がゆっくりと1日の終わりを迎えている。最後に差し込む光線までもが、まるで燃えているかのようだ。
きっと、この足では辿り着けない。
何故そう思ったのか、答えは永遠に分からないのだろう。
沈みゆく太陽を背に、空腹を訴える腹を擦りながら家路に着く。
素足はすっかり砂にまみれていた。
「お題 素足のままで」#19
8/25/2025, 10:58:28 AM
いつも、踏み出す理由を探してる。
誇れる理由を探してる。
好きを「好き」と言える理由を探してる。
自信をもって、歩める理由を探している。
「お題 もう一歩だけ、」#18
8/25/2025, 7:24:30 AM
知らない道を歩く。
ほんの少しの気まぐれに身を委ねて、目的もなく歩く。
見知らぬ家々、見知らぬお店、見知らぬ公園。
どうやら私は、知らない街に住んでいたようだ。
「お題 見知らぬ街」#16