そー

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8/30/2025, 10:05:08 AM

私とあなた、ふたり

どこまでもあなたといっしょ

どこにいても、いつまでも、

たとえ離れようとも、

絶対にふたり。

もう…離れたくない。
離れたら…許さないからね…?

8/27/2025, 3:18:32 AM

1歩外に歩み出た。
周りが暗くなった。
急に苦しくなって、潰れていった。

1歩外に歩み出た。
世界に流された。
やがて倒れて、潰された。

1歩外に歩み出た。
世界が自分に目を向けた。
目線に押し潰されて、堕ちた。

1歩外に歩み出た。
朝より足が早く動いた。
やがてまた世界に流された。

1歩外に歩み出た。
目線に押し出された。
やがて世界が私を置いていった。

1歩外に歩み出た。
世界にふわりと舞い上がった。
やがて線路に堕ちて、轢かれた。

1歩外に歩み出た。
服も、靴も、何も無い場所で、
素足のままで、
世界から逃げて、
やがて引き込まれ、
流されて、
堕ちて、
やがて気づいた。

慣れないことなんか、するんじゃなかった。

8/14/2025, 4:05:03 PM

君が死んで、
明日は消えてしまって。
君がいなくなって、
夜が終わらなくて。
君が出ていって、
目の前が真っ暗になって。

心配して、
苦しくなって、
痛くて、
泣きたくなって、
吐きたくなって、
でも吐き出せなくて。

ずっと伏せたまま、
ずっと塞いだまま、
ずっと籠ったまま、
帰ってこなかった。


最後に見た君はもう無くて。
今の君はボロボロで。
伏せて、塞いで、籠ったままのこの気持ちは、
もう吐き出すところがなくて。
これが最後だからと吐き出した本音。

「ごめんなさい」

最期に君が見た景色は分からないけど、
後悔に染まった私が君の心に届くことを願った。
でも、
繋いだ手の冷たさは、私の後悔と孤独を深めるばかりだった。

8/11/2025, 5:37:59 AM

やさしさなんてない

臆病なだけ

誰かを思う気持ちはもう捨ててきた

今あるのはひとつ

消えたい

8/4/2025, 8:11:25 AM

「よーっす、また新しいの持ってきたよ」
持ってきた炭酸飲料の缶を開ける。
「……」
「明日は今までで1番暑い日だってよ」
彼女が持っていた炭酸飲料の缶を奪い取り、今開けたものを渡す。
「……」
「今までも暑かったのにさらに暑くなるとかやんなっちゃうよな」
彼女から奪い取ったぬるい炭酸を飲みながら話し続ける。
「……」
「まあ夏なんてそんなもんか、少しくらい涼しくなってくれてもいいんだけどな」
「……」
「仕事はどうなのかって?最近は食事を届けてくれるサービスのせいで僕のお弁当屋は商売あがったりだよ」
「……」
「そのせいでお弁当は安く売らなきゃ買ってくれる人も少なくてね」
「……」
「あの配達員にもなってみようかな〜って思ったりして」
「……」
「…やだな〜冗談じゃないか」
「……」
「さて、そろそろ行くか。また明日も来るからね」
2年前、僕は彼女を殺した。
彼女が別れを切り出したから。彼女は浮気をしていたから。そして何より、僕が彼女を愛していたから。だから殺した。
彼女は怒っているだろうか、恨んでいるだろうか。
そんなことを考えながら、うだるような暑さの中、仕事に戻るために墓地を後にする。
ふと、背中に行ってらっしゃいと声をかけられた気がした。それだけでほんの少し、許された気がした。

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