秋は ザクッザクッと落ち葉の音
これからの冬は ギュクギュクと
雪を踏みしめる音になる
移りゆく季節の中を
いつまでも きみと歩きたい
〈 落ち葉の道 〉
そう簡単には 渡せない
私の心の “ 鍵 ”
もう少しだけ貴方には
私を 知って欲しいから
隠しておくわ
〈 君が隠した鍵 〉
大切な事は
この世界にたくさんある
その中でも 巡りあった
あなたとの時間は 一番大事な事だと
そのために
不要な時間は消していく
〈 手放した時間 〉
何か毒気の物が 身体に浸潤してきてしまった様だ
落ち着かない… いや落ち着けない
ひとり外に飛び出し だいぶ離れた草原にある
大きな木の根元に 隠れるように座り込んだ
う“っ …!! マズい…!
うずくまっていると 妖族の彼が追ってきた
静かに私の肩に腕を回し 支えるように屈むと
左手から小さな炎を出す
あぁ … 。。 。。
その炎を見つめると 身体に回ったはずの
毒気が静かに 消えていく感覚を感じた
その炎は毒… 黒気の毒を消滅させるという
暖かく 徐々に落ち着きが戻ってくる
大丈夫か?
…うん、 だいぶ落ち着いてきた…。
もう大丈夫だ…落ち着いたのを感じた彼は
さあ、そろそろ家に帰ろう。
肩に回していた腕で 立ち上がるのを支え
左手の炎をそのまま灯りにし
ふたり寄り添うように湖畔に建つ小さな家に
帰って行った
〈 紅の記憶 〉
夢に出てくる人達は
向こうも僕を
思い出しているという
2日続いたあの人
3日続いて出てきたあの人
どんな事を思い出している?
出来たら 嘘でも冗談でも
いい思い出だよ、と
言って欲しい、なんて甘いかなぁ
さてと、、 今日の夢に出てくる人は
何を思ってるのか… な?
〈 夢の断片 〉