万点

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9/16/2023, 1:51:43 PM

           「空が泣く」

死をテーマにしてるので、苦手な人は見ないでください!
  
ーーー午後のニュースですーー
〇時〇分頃 〇〇市、〇〇学校で〇〇校生が屋上から、
飛び降り、〇亡しました。ーーーーーーーーー

私の家の近くには、廃校になった高校がある。
飛び降りの名所だ。
色んな世代の人が、そこで命を絶つ。

その学校の周辺は、なんだか空が濁っていて、
雨と埃が混じった匂いがする。 
臭いというわけではないが、鼻につまるような
匂いがする。

その廃校を見ながら私は思った。
なぜこの世界は広くて、色んな「色」で飾られているのに
なぜ狭く感じるのだろう。
なぜ一部の色しか見えないのだろうと。

学校、会社、家庭、・・・などの狭い箱庭。

美しい、幸せ、楽しい・・など、人の人生に「色」を飾る
素晴らしい絵の具がこの世にはあるのに、
後悔、虐め、責任、完璧・・・などの色で暗く、濃く、
塗りつぶされ、その「色」しか認識しにくくなる。

どうしたら、〇殺が無くなるのだろう。
どうしたら、そんな気持ちにならなくてすむのだろう。

誹謗中傷、いじめ、虐待、DV・・・人を傷つける行為。
どうしたら無くなる?これは良い行為なのだろうか?

許されないはずなのに、目を背ける人々。
確かに、知らないほうが一番気が楽かもしれない。
でも、それでいいのだろうか?

、、、、と今日も私は思いながら、廃校を通る。
私も、通り、考えるだけ。目を背ける人々にかわりない。
だから、だから私の友人は、、、、、

あぁ、あそこの空が濁ってって、不思議な匂いがする
理由、私分かったかも。

泣いてるんだ。あの空は。
痛くて、辛くて、怖くて、飛び立ってしまった、
人たちを想いながら、泣いてるんだ。

泣いてる時って独特な感情とか匂いするときあるよね。
あの空はずっと、ずっと泣いてるんだね。

あの空の涙、誰かが拭いてあげないと。
私一人では、できないかもしれない。
でも、支えあって、想いあったら、拭いてあげれるんだ。

私たちは、生きていていいはず。
だって、生まれたときから
自分は自分のはずだから。
END            フィクションです。

9/14/2023, 2:20:00 PM

        「命が燃え尽きるまで」



あなたとずっと一緒にいたかった。

銃弾が飛び交う荒れ地に行ったあなた。
「私も行く!」って言った時、あなたは全力で
止めたよね。「君が行く理由なんて無いよ」って。

でも、私は、ついていくのに理由なんていらなかった。
それに、私の想いに大層な理由なんて無い。

ただ、あなたの隣で逝きたかっただけ。
好きな人の隣で、一緒に。
それだけのこと。

あなたは、私のために、未来のために
命が燃え尽きるまで戦ってくれた。

でも私、一人になって寂しいよ?
長生きなんてしなくてよかったのに。
幸せな時間を少しでもいいから、感じていたかった。

戦争が残すのは結局、
悲しみ、憎悪、後悔、罪悪感、、、
負の感情しか生み出さない。

あなたにこの想いを伝えていたら、あなたは
生きていたのかな?

ごめんね。
          END  フィクションです








9/13/2023, 12:43:37 PM

        「夜明け前」


君のそばにいられるだけでよかった。
君の笑顔を見られるだけでよかった。
君の心臓の鼓動を聞けるだけでよかった。

特別なんかじゃなくて、ただの友達で十分だった。

君はまだ、影と光の間で苦しんでいるのかい?

それとも、君は、、、もう僕の知っている君では
ないのかい?

夜になると、いつも君のことを思い出す。
夜空は絶望を描き出し、冷たい風は古傷にしみる。
星も僕にとっては目障りな、眩しい光だ。 

、、、、、僕は、寂しいよ。
あの時、プライドも世間体も捨てて、
君を引き止めていれば、今も君はここにいたのだろうか。 

今日も朝が来る。
来る前に、、、今日こそ君を見つけるよ。







9/11/2023, 10:56:44 AM

       「カレンダー」

俺の部屋のカレンダーは
5月でずっと、止まっている。

5月は弟の命日だ。
あいつが死んだのは俺のせいだ。
恭一、、ほんとうにごめん、、、。

恭一が死んでから、俺の親は口を聞いてくれない。
やっぱり、俺を人殺しって思ってるんだ。
恭一と俺が写ってる写真を見ながら、毎日泣いてる。

「生きたかった」「許さない」「お前が憎い」
「お前のせいだ」
こんな、言葉たちが脳裏から離れない。
恭一も恨んでるんだ。俺は今日も後悔をする。

俺 「ん、なんか眠いな」俺は睡魔に襲われた。
ーーーーーーーーーーー
ーーーん?ここはどこだ?

??「兄ちゃん!起きた?」
俺 「その声は、、恭一か!?」
恭一「そうだよ」
俺 「ここは?」
恭一「兄ちゃんの心の中?かな」
俺 「そっか。あ!恭一、あんときはごめんな、、」
俺 「兄ちゃんがあんとき気づいてれば」
恭一「兄ちゃんは何も悪くないよ。誰も悪くないんだ」
俺 「ん?どういうことだ?」
恭一「僕たちは、急に突進してきた、車にひかれたんだ」

はぁっ!!!??!?!?!??!??
ーーーーーそっか、、
俺 「思い出した。俺は死んでたんだ」

そう。俺と恭一は2人共、飲酒運転の事故により、
死んでたんだ。
俺は、生きたいという想いが強すぎて、
記憶が改ざんされ、魂だけが現在に残ってたんだ。

俺 「脳裏から離れない言葉って、「俺」が俺に
   言ってたのか。」

俺 「うぁ、!母ちゃんごめん、父ちゃんごめん。
   生きたかった!もっとしたいことあった!
   恭一と一緒に、(現在)戻りたい!!」
   
恭一「僕もだよ。でも、兄ちゃん、自分を責めないで。
   僕も、死にたくなかった。未練たらたらだ。
   でも、事実はくつがえせない」

俺 「そう、だよな。ふっ笑。相変わらず、
   お前は大人びてんな。 情けない兄ちゃんで
   ごめん。お前だけでも、助けてやりたかった。

恭一「僕だけ助かったって嬉しくないよ、、、。
   あ!そうだ!また、生まれ変わろう!
   生まれ変わって、また兄弟になってママとパパの
   とこに戻るんだ。」

俺 「そうだな笑」

  ずっと一緒だよ。   もちろんだ。

俺の部屋のカレンダー。
もう、5月になるのでめくる。

5月は、俺と弟の誕生日だ。

END
フィクションです


9/11/2023, 3:26:36 AM

        「喪失感」

君が欲しくてたまらない。
可愛くて、尊くて、優しすぎる君を。

なのに、なぜ君は私の「物」にならない?
私の愛が足りない?私には欠けてるとこがあるのかい?

何度、聞いても君は答えない。
まあ、、その姿も愛おしい。

私のところから離れないでね♡

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 




私が、一番君のことが好きなのに、、、
私が君の、一番の理解者だというのに、、君は逃げた。
     「ッチ」

あと、もう少しで「所有物」になったのに。
欲しい物が手に入らない、気持ちがこんなに、
辛いなんて、、、

逃げんじゃねえよ

END







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