万点

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        「夜明け前」


君のそばにいられるだけでよかった。
君の笑顔を見られるだけでよかった。
君の心臓の鼓動を聞けるだけでよかった。

特別なんかじゃなくて、ただの友達で十分だった。

君はまだ、影と光の間で苦しんでいるのかい?

それとも、君は、、、もう僕の知っている君では
ないのかい?

夜になると、いつも君のことを思い出す。
夜空は絶望を描き出し、冷たい風は古傷にしみる。
星も僕にとっては目障りな、眩しい光だ。 

、、、、、僕は、寂しいよ。
あの時、プライドも世間体も捨てて、
君を引き止めていれば、今も君はここにいたのだろうか。 

今日も朝が来る。
来る前に、、、今日こそ君を見つけるよ。







9/13/2023, 12:43:37 PM