ひらり。問題用紙の落ちる音。
ひらり。桜の花びらが舞う音。
ひらり。紙吹雪が舞う音。
ひらり。相手の攻撃をかわす音(?)。
ひらり、は色々な場面で私達の傍にいた。人生の勝負どころ、期待と不安の入学式、ステージの上での緊張、switchのスマブラSP(?)。擬音語には様々な思いが秘められている。
じとり。汗が滲み出る音。
くらり。脱水症状で倒れる音。
からり。缶ジュースの缶を捨てる音。
どさり。参考書をまとめて机の上に置く音。
ひらりひらりと思い出が舞い落ちる。それを一つ一つ拾って、全部一緒にぐしゃりと丸める。そうすれば、今までの僕と向き合うことができる。
誰かしら?ちょっと今手が離せないからでてちょうだい。……これはセットだと思う。玄関のベルが鳴ったとき、電話が鳴ったとき、母の定番文句だ。
僕はこれを言われたことがない。なぜか分かる?勘の良い人なら分かるかも。……そう、僕は家族以外の人とはまともに喋れないから。初対面の人だと警戒して、一言目に出るのが「誰?」。失礼。まあ無理もない。友人の家のベルも鳴らせない僕。知らない人なら、もっと怖い。だから、母も端から期待していない。これは僕の特性だ。電話。誰かしら。ちょっとでてちょうだい。「保険のものですが……」「誰?」……失礼。
しょうがない、これからも来訪者には母に相手してもらいます。
例によって、芽吹きの意味を知らなかったので、調べてみた。
芽吹く……春になって、芽がほんのちょっと出る。
芽吹きのとき、というのは春、ということか。そうか、もう春は近づいているのか。寒波がなんやらかんやらニュースでしていたので、まだ冬気分が抜けずにいたのだが、もう3月。季節は春、といっても過言ではない時期だ。まだ、暖房をガンガンにつけているのだが、まもなくいらなくなるだろう。春になって芽が出るのは植物だけではない。人間も同様で、進級進学就職とまあ、春は色々な人生の節目がある。
新たな出会いも、同時に別れもある。でも、文字通り人間は芽吹いて、成長していく。さぁ、芽吹きのときだ。一緒に踏み出そう。想像も出来ない新たな世界が僕達を待っている。
今、凄く脳がボーーっとしてるんです。脳が使い物にならない状態なんです。何故かは分からないけど。だから、このお題を最初に見たとき、書けないっ!と直感しました。小説文で逃げたいと思います。
今、凄く脳がボーーっとしている。ここがどこかも分からない。雪山に取り残されたらしいと思い出したのは数瞬後のことである。何故、雪山に。その答えが出たのはさらに数瞬後のことである。仲間に見捨てられた。信頼できる仲間だった。自嘲するように笑顔を作る。ヤバいと思いながら、どこか自分を客観視している自分がいる。寒い。あの日の温もりが愛おしく思えるほどに。しかし、数秒後、自分の本当にいる場所を知る。そうか。逆だった。寒かったのではない。熱すぎたのだ。憎き仲間の顔がこちらを見ている。一体今、私は何者なのだ。私は私自身を見つめる。そこに肉はない。
まもなく私は、埋められた。
だから英語はダメだって。苦手なんだよ。中二の定期テストの結果見るか?国語90点、数学88点、社会92点、理科85点、英語58点だぞ。社会と英語の点数差34点。
そんな僕でも流石にcuteの意味は知っている。可愛いとかそういう意味だろ?でも「cute」だけでは文は作れない。後に「!」が続くということは「How cute!」とか、「What a cute cat!」とかいうことだと思う。一つ目を直訳すると「なんて可愛いの!」、二つ目は「なんて可愛い猫なんだ!」。日本語ではそんなこと言わない。飼い猫を見せて、アメリカンな感じで「なんて可愛い猫なんだ!」なんて言われようものなら頭がどうかしたのか心配になってしまう。
そこは英語ならではかもしれない。日本語ではなるべく静かな感じ。英語では感情を前面に押し出して。うーん、難しい。ますます英語を嫌いになりそうだ。