「物語」とは何を差すのか。人生?小説?ただ、「もう一つの」だと?小説ならスピンオフ、人生なら特別な時間かなぁ。
僕にとっての人生は勉強して、遊ぶこと。中3だとそんなものだろうか。ただ、このアプリで文章を書いている時間だけは特別だ。ゲーム、YouTube、勉強(?)が趣味だった僕の初めて触れた未知のもの。僕は創作物を人に見せたりということをしてこなかった。LINEもしていなければ、InstagramもXもしたことがない。小説を書いても、それは自分の机の中にしまっておいた。だから、自分から発信するということは未知の体験。今までの人生と比べると、明らかに異質だった。これを書いている時が僕のもう一つの物語。
ええと、改めて、いつも僕の書く未熟で拙い文章に付き合っていただきありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
僕は、猫だ。前世が猫だったのではないか、というほど。猫派だし、狭い所が好きだし、暗がりも好き。
……体は柔らかくないけれど。
勿論、僕は前世など信じない。というと面白くない奴と思われそう。なので、前世は猫、ということにしておこう(何を言っているんでしょう)。暗がりの中で、猫は何をしているんだろう。大体の動物は夜に周りを見ることができない。ただ、猫科の動物は目の中に反射板みたいなのがあって、夜でも周りが見える。僕は周りが見えない。だから、猫ではない。暗がりの中で貴方は何をしている?
僕のしていることも貴方には見えない。猫じゃあないから。僕達のしていることは猫には筒抜けなんだろうなぁ。
……僕は紅茶というものを飲んだことがない。午後の紅茶は、ある。その通の人からすれば、そんなもの紅茶のうちに入らないだろうか。
すなわち、僕は“本当の”紅茶の香りを知らない。でも、なんとなくだけれど、紅茶って格好良いイメージがある。名探偵が飲んでそう(イメージね)。
僕達人間は未体験のことを想像で補おうとする。
朝、僕は母に起こされ目を覚ました(いつもは起こす側)。厨房からは紅茶の香りが漂ってくる(厨房も紅茶の香りも知らないが)。朝日に目を細める(細めたことなどないが)。
どうだろう、この短い文章にこれだけの嘘が隠されているのだ。嘘で塗り固められたこの文章に貴方は疑いを抱かない。こんなもの、想像で補えるのだ。
愛言葉……合い言葉では?と思ったのはさておき、多分このアプリの運営(そんなものがあるかは不明だが)が一生懸命捻ったのだろうと解釈する。
愛言葉、そのまま読めば愛の言葉という事だ。「好きだ」とか、「付き合ってくれ」とか……?ただ、愛とはいっても異性同士だけではない。家族、友達、先生。だから、「ありがとう」だって、感謝の言葉であり愛言葉だ。どうだろう。愛言葉を伝えているだろうか。異性、家族、友達、先生。色々な愛言葉がある。愛する人への贈り物。お金がないから、モノを渡すことはできない。それなら、愛言葉を渡してみればいいのではないか。
色々な愛言葉があるならば、色々な愛の形がある。それらを尊重しながら、互いに認め合っていくのが良いと思う。
クリーンヒット!もう、心臓のど真ん中を隕石が貫くくらいの衝撃を受けた。ことごとく、色々な原因で友達を失ってきた僕にとって、そのお題はかなりキツイ。
遊ぶのが嫌になって疎遠になった友達。転校した友達。不登校になってしまった友達。逆に自分が不登校で失った友達。だからといって、この状況を悲観しているわけではない。今でも家まで来てくれる友達は1人、いる。自分のことを本当に想ってくれる友達。……勿論、友達は多い方がいい。でも、いつ裏切ってくるかわからない友達が100人より、自分を想ってくれる友達が1人の方がよっぽどいい。どうですか?そんな存在がいますか?
明日は文化祭。僕は行かないけれど、その友達が頑張って、自分の仕事を全うして、楽しんでくれることを祈っています。