朝起きて、ご飯を食べて、家を出る。朝が一番忙しい(僕の場合は)。だから、朝日の温もりを感じる暇などない。現代人とは案外、そうなのかもしれない。朝も、夜も働き詰め、勉強詰め、ゲーム詰め。外の美しさに目を奪われる暇も、物を創造する暇もない。
冷静に考えると、これはとても勿体ないと思う。「殺人事件が起きました」「大臣が辞任しました」こんな情報だけに頼って良いのだろうか。
朝日の温もりも、虫のさえずりも、月明かりの眩しさだって、心を構成するのに欠かせない情報だ。それこそ、殺人事件より、大臣の辞任よりも。この世界から、美しさを奪ったら、何が残るのだ。
まさに、中学3年生の今、人生の岐路に立っている。どこの高校に進学するか。自分に合う学校を選ばなければならない。これで、人生が変わるのだ。慎重に、慎重に選ばなければならない。
ただ、今まで、宿題を忘れたことはない(覚えている限りは)。成績も悪くない。これからの勉強次第では割とどこにでも行けるのだ(自分で言うか?)。…………「勉強次第では」……ね。
部活も引退したことだし、勉強、頑張るか!!
そもそも、世界の終わりにまで一緒に居たい人など、居るのだろうか。家族?親友?恩師?……僕は、、、、世界の終わりは一人で居たい。一人で、人生に悔いがなかったか。自分はしっかり、自分として生きることができたか。世界の終わりは自分と向き合いたい。
つまり、「世界の終わりに君と」の「君」は「僕」だと思う。ねぇ、僕はこの人生に悔いはないかい?ねぇ、僕は僕として、割り切って生きることはできたかい?もし、世界の終わりが来たら、「君」に対して、どんな質問をしようか。
いつ世界の、人生の終わりが来たとしても、「僕」に良い報告ができるように、いつも一所懸命に頑張りたい。
最悪だ……。中間テストが国語以外の4教科、返された。平均点は89点。苦手な英語は85点だ。良くはない。ただ最悪という程でもない(つまり、最悪だ)。自称文系の僕は理科と数学で92点と90点(文系で点数を取れない僕は最悪だ)。
国語にかかっている。93点……、ください!これをみているかもしれない国語の先生!(無駄だとわかっているのにこういうことを書いてしまう僕は最悪だ)
でも、まぁ、塾に通っていないのに点数取れちゃう俺、凄くない?(こうやって一生懸命自分を励ます僕は最悪だ)
最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪、、、
でも……これを糧にこれから頑張れば、最高になれる!
お題を最初に見た感想。「誰にも言えないなら、ここにも書いちゃダメじゃん!」……なんていうのは置いておいて、東野圭吾の「秘密」という小説について書きたいと思う。
主人公は杉田平介。妻である直子と娘の藻奈美がバスの転落事故に巻き込まれ、直子が命を落とし、藻奈美は意識を失ってしまう。直子の葬儀の後、意識を取り戻した藻奈美の体には直子の意識が宿っていた。……という物語だ。そのことを他人に話すと異常者扱いを受けるので、誰にも言わず、2人だけの秘密にする。これこそ、誰にも言えない秘密ではないか。
ラストには衝撃、そして、哀切。しかし2人の前向きさを感じさせる「秘密」が隠されている。ぜひ、読んでみてほしい。
誰にも言えない秘密、、、僕にはそんな物はない(……と思う)。ましてや平介と直子のような大層な秘密など、生まれるはずもない(……と信じたい)。