「一雨来そうだな」
どんよりとした雲が広がる――物憂げな空を見つめながら男はつぶやく。
「……雨しのぎに飯でもどうだ?」
珍しく親友からご飯の誘い。男は少し悩んだが、
「んー、すまん。雨がひどくなる前に帰るわ」
帰宅したら連絡するから、と男は手を振って足早に姿を消した。
親友もまた帰宅することにした。
歩いて1キロ程の道のり。道中コンビニに立ち寄り家に着く直前、どんより気味の空を見上げる。
「あのときすぐ降ったらどれだけよかったか」と親友は物憂げな顔で雨の降らない空を見つめた。
好きな動物がいる
とてもおめでたいことに、今年国内某所にて赤ちゃんが産まれた
小さな命は無事に大きくなって次の世代へ命を繋いでくれたらなあ
「Love you」と「Like you」は似てるようだが違う。
「好きだ」と告げる。
いきなりの事だからかあいつは戸惑い、困惑したような顔をしていた。
その後これといった会話をせず別れの挨拶をしてこの日は解散。
俺とあいつ。今の関係はとても心地よい。が、あいつに対する気持ちに気づいてからはどこか物足りない感じはあった。
もっと近づきたい。――けどこの関係を壊したくない。
さりげなく告白した結果、あいつを困らせてしまった。
翌朝、あいつはいつものように「おはよう!」と声をかけ俺の隣に並んで歩く。昨日の事は何もなかったかのように。
「……なあ」
あいつに声をかける。咄嗟にあいつは
「ん? 昨日のこと?」
「好きだよ。……友達としてね」
寒い。暖房をいれてるがそれでも部屋の中は寒い。
そういうときは布団にこもる。これに限る。
布団の中は太陽のような暖かさと安心感が得られるのだ。
得た代償として眠気がやってくる。
もうちょっと起きてやりたいことあるけど太陽のような存在――布団の魔力には勝てない。
今日はおやすみ。
今の状況や人間関係を全て捨てて
見知らぬ土地で0から生活してみたい
わりと本気で思ってる
けれどそれを実現するのは難しい