4/23/2025, 8:59:48 PM
どこへ行けばこのしんどさがなくなるんだろ。
どこへ行こう。
そうだ、天国いこ。
4/21/2025, 2:15:08 PM
ささやいた。
またたいた。
今日もこころの声に背を向ける。
「…すきだよ」
嘘を塗り重ねた今夜。
ささやき #212
4/16/2025, 1:28:31 PM
やめて、くれ。
もうやめてくれ。
何気なく発されたであろう言葉が私を未だに縛って解けてくれない。
うるさい、わかってる。
脳でずっとリフレインする。
そのうち自分で自分を苦しめている。
やめようとしてもできない。
私が私を呪う。
こういう生き方しか知らない。縛り付ける生き方しか。
適度に手を抜くなんてできるほど器用じゃなかった。
息が苦しくないと息をしている実感が湧かない。
遠くの声が私を呪って止まない。
遠くの声
4/13/2025, 1:32:59 PM
最初はひとひらだった。
いつの間にこんなに俺の世界を染め上げるまで積もらせていたのだろう。
「わぁ、道路まで桜色だね!」
ほぼ散りかけの桜の木の下、彼ははしゃいだように声を上げた。
この桜みたいに淡くて綺麗な色だったらよかった。
この桜みたいにいつかは完全に散る仕組みになっていらばよかった。
生憎そんな都合よく俺が見える世界は回っていない。
ふと目についたのは道路脇で溜まって醜くなってしまった桜の花びら。
例えるならきっとこれだ。
ひとひら #211
4/13/2025, 1:42:55 AM
がらんとした、どこか疎外感に包まれた夕暮れの部屋の真ん中で初めて知る。
ああ、いないんだ、と。
床に落ちていた写真立て。
乱雑に置かれた俺の部屋の合鍵。
夕陽に染まる銀の指輪。
それくらいしか元の部屋の状態と変わらない。
なのに、なのに、あいつが来る前と去った後では全然ちがう気がした。
ああ、いつの間にあいつが俺の中の当たり前の風景と化していたのだろう。
払っても纏わりついてくるじめついた空気が鬱陶しい。
風景 #210