1/20/2025, 12:33:38 PM
明日に向かって歩く。
でも、こころはいつだって昨日に置き去りだ。
あしたなんてこなきゃいいのに。
もう歩き疲れたよ。
明日に向かって歩く、でも #169
1/19/2025, 10:31:31 AM
大丈夫だよ。
僕でぜんぶぜんぶ埋めちゃえば、僕だけで満たされる身体になる。
ひとりじゃなくなるんだよ。
ほんと…?と震える君の手をとって満面の笑みを向ける。
ここが、僕のとなりが満たされる場所だと知ってしまえば
きみはもう僕から離れられないでしょう?
ただひとりの君へ #168
1/16/2025, 1:30:34 PM
いつの間にだろう。
いつの間に俺は透明な涙を流していたのだろう。
誰にも見えない、自分にすら見つけられない透明な涙を。
「ずっと泣いてんじゃん、お前」
最初言われたときは、こいつ何言ってんだくらいにしか思わなかった。思わなかったのに。
自分に対してですら無意識のうちに隠していた涙を見つけて、すくいあげてくれたのは紛れもなくきみだった。
透明な涙 #167
1/15/2025, 1:11:20 PM
じわじわとあなたのもとへ伸びていくアイビーの葉に、
そっと口づけを落とす。
無垢な笑顔のあなたに、この蔦が巻き付くその日まで。
あなたのもとへ #166
アイビーの花言葉……永遠の愛 死んでも離れない
1/15/2025, 8:36:34 AM
「ごめんね、愛してるよ」
すっかり冷たくなった君の唇にそっとキスを落とした。
そっと #165