夜。
都会のビル群が空を照らす。
帰り道を急ぐ人々を照らす。
いろんな人の思いが複雑に混じり合っているこの場所が好きだ。
気持ちが沈んだ時には、少し遠回りして家に帰る。
人がいつもいるような都会のビル群を見るために。
まだ働いている人がいるから光っている。
だからこれは「残業の光」だと言う人がいる。
確かにそうではあるのだが。
それ以前に、人がいることを示すこの光がたまらなく好きだ。
人付き合いに疲れた、でも人は好きだから1人は嫌だ。
矛盾をかかえて生きる私にとって、「人だけを感じられる空間」はとても貴重だった。
あと何年かしたら私は社会人になる。
きっとあそこの光に仲間入りするのだろう。
この夜景も純粋に楽しめる日はもう来ないのかもしれない。
だけど忘れないでいたいと思う。
夜景を見た時の心が落ち着く感じ、沢山のものがあってワクワクする心。
子供心はずっとどこかに隠しもっていたい。
そんな大人でありたい。
テーマ:「special day」
蝉が鳴いている。
木陰が揺れる。
生温い風が頬を撫でる。
ぼーっと過ごしていても近づく夏休みの始まり。
この時期になると段々夏休みに入る学校が増えてきて、
子供たちは今日も元気に外で遊んでいる。
こんな時も働いている人がいる。
休日だと楽しむ人がいる一方で、
その日を仕事だと認識している人がいるからこそ、
休日を思い切り楽しむことが出来る。
人は変わるけれど
日が差せば必ずできる木陰のように
頑張っている人の傍で、誰かの休憩場所になれるような人間でありたい
テーマ:「揺れる木陰」
気持ちのいい昼下がりに見える夢は、
儚くて、美しい。
昼食を済ませて、寝転がってうつらうつらとしている休日。
眠い目をこすりながら受けた授業。
全てがもう二度とはこない、
その時には気づけなかった大切な時間。
大切なものこそある時には気づけない。
あれだけ綺麗だった星空も、
うざったらしかったセミの鳴き声も、
無かったら夏らしさが失われてしまうのだ。
今ある幸せに気づける人でありたい。
テーマ:「真昼の夢」
海は、時に人を死に誘う。
どす黒い、しかし凛とした深い青がそこにはある。
心中する際、海へ海へ車を走らせている時、人はどんな感情になるのだろうか。
人生を閉じる時、せめて安らかに眠るように死にたいと思うことがよくある。
幕引きは綺麗でありたい。
そういう思いがあるからかもしれない。
私は、子供から尊敬されるような、いい人間になれるだろうか。
大人を信じられなくなった、そんな子供が増えるのを自分で止められるだろうか。
ひさしぶりに、戻ってきました。
自分の前の投稿を見て、「1年後」というお題がなんとほぼ1年前にあったので、少しそのお話をさせてください。
先に言うと、第一志望校には受かりませんでした。笑
偏差値を10程下げた全日制の高校に進学し、今も通っています。
片道1時間かけて通学する毎日です。
クラスメイトにも、性格が合う子はいないようです。
勘、というやつでしょうか。
しかし、1年前綴っていたあの子に匹敵するぐらい尊敬するお友達ができました。
その子は部活でしか逢わないぐらい接点がないのですが、不思議と会話が続き、気づけば結構な仲になっていました。
その子はいい意味でも悪い意味でもあっさりとした子ですが、いつまでも関係が続けばいいなと思っています。
2023/5/8、今年の5月8日にもこのお題が来たんでしょうか。
皆さんも1年前に想いを馳せてみませんか。
テーマ:「鳥のように」