夜。
都会のビル群が空を照らす。
帰り道を急ぐ人々を照らす。
いろんな人の思いが複雑に混じり合っているこの場所が好きだ。
気持ちが沈んだ時には、少し遠回りして家に帰る。
人がいつもいるような都会のビル群を見るために。
まだ働いている人がいるから光っている。
だからこれは「残業の光」だと言う人がいる。
確かにそうではあるのだが。
それ以前に、人がいることを示すこの光がたまらなく好きだ。
人付き合いに疲れた、でも人は好きだから1人は嫌だ。
矛盾をかかえて生きる私にとって、「人だけを感じられる空間」はとても貴重だった。
あと何年かしたら私は社会人になる。
きっとあそこの光に仲間入りするのだろう。
この夜景も純粋に楽しめる日はもう来ないのかもしれない。
だけど忘れないでいたいと思う。
夜景を見た時の心が落ち着く感じ、沢山のものがあってワクワクする心。
子供心はずっとどこかに隠しもっていたい。
そんな大人でありたい。
テーマ:「special day」
7/18/2025, 9:47:06 PM