27(ツナ)

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1/30/2026, 11:42:20 AM

あなたに届けたい

この世には色んな人間がいる。
そんな無数にいる人間の中で、
出会って深い絆を結んだ唯一無二の友達を大切にして欲しい。
出会ってお互いに惹かれて好きになった恋人を大切にして欲しい。
大切に育てて優しく見守ってくれる親を。
時に厳しく時に温かく導いてくれた恩師を。

どんな出会いも当たり前なんかじゃなくて、無数の中から、たまたま巡り会った奇跡の出会いだから。

1/29/2026, 11:19:42 AM

I LOVE…

「付き合おうか。」彼は告白の時でさえ「好き」とは言ってくれなかった。
付き合ってるけど、なんだか不安で、いつか捨てられてしまうのではなんて最悪な想像さえしてしまう。

「すごく大事な話がある。」なんて言われて私はきっとその時が来たんだと思い心臓がキュッと苦しくなる。
お店の窓から彼の後ろ姿を覗いては、ため息を吐いて隠れて店内に入る勇気がでないでいた。
お店のドアが開いて彼が出てきた。
「見つけた。寒いから早く中に入っておいで。」
最後まで優しく接するなんてズルい。

「…。は、話って。」
早く終わりたくて単刀直入に尋ねると彼はいつになく真剣な顔をして真っ直ぐ私の目を見つめる。
「…君のことが好きだ……愛してる。僕と結婚してください。」
「えっ!?」
「ん?」
お互い驚いた。
彼の口から初めて「好きだ」と、しかも「愛してる」まで。私は無意識のうちに差し出された彼の手を握っていた。涙が出そうで声がうわずる。
「私もっ、あなたが大好きです!愛してます!よろしくお願い、します。」

1/28/2026, 10:57:47 AM

街へ

「街は危険が沢山よ。……それでも行くの?」
僕は母の言葉に、躊躇わず首を縦に振った。
「そう…。」
母は悲しそうな顔をしてそう言った。
本当は明るく送り出して欲しかった。
僕だって、街に出るのは少し怖いから。

幼い頃に1度だけ街に住む叔父さんに連れて行ってもらったことがある。
街にはここよりも多くの人がいて、色とりどりのお店や家が立ち並んで、まるで夢の中にいるようだった。
「なぁ?凄いだろ!?お前も大きくなったらこっちに来ておじさんと暮らすか?」
豪快に笑って僕の頭を荒く撫でる叔父さん。
僕は何度も首を縦に振って答えた。

僕もようやく大きくなって、街へ出られる。
その時───、
「…そう。異端者の兄に唆されてあなたは変わってしまった。あなたはこの村の守護神なのに、皆を裏切るのね。この村の神は民を見捨てて皆殺しにするのね。民を裏切った神を産んだことで私まで糾弾されて殺されるのね。」
微かな母の声が聞こえて、あと一歩で外へ出ようとした僕の足は止まった。
家の奥の方から母の暗い呪いのような声。
まるで鎖で繋がれたように身動きが取れなくなる。
「……ぁ、あ゛ぅ、ぁ。」
もどかしい気持ちが獣の唸り声のようになり僕の口から出るが、体は金縛りにあったようにピクリとも動かない。
街へ出たい。街へ。街へ。

1/27/2026, 10:34:32 AM

優しさ
(※1/25 「安心と不安」の別視点。)

「好き」だと言ったら喜んだ。
少し素っ気なくしたら不機嫌になる。
抱き締めればまた喜ぶ。
試しに金をせびると嫌な顔はするがくれる。
甘やかしてデートするとまた上機嫌になる。
イラついて、つい暴言吐いてちょっと手を出したら「もう別れる。」と脅してきた。
また「好き」だと言うと喜んだ。

単純で扱いやすい。
俺は優しさで飴と鞭を使い分けて、人間として彼女を成長させてやってる。
お前にとって俺より優しい男は他に居ないからな。

1/26/2026, 10:51:53 AM

ミッドナイト

深夜12:00。
11:00頃に眠気のピークが来て閉じそうになる目を無理矢理開けていると、だんだん眠気が覚めてくる。
時計を見ると深夜12:00。
深夜12:00を過ぎるとあんなに酷かった眠気が嘘みたいに消える。
まるで、僕という人間の中身が深夜12:00を境にリセットされるよう。

これは、ミッドナイト病だ。

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