無季

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9/18/2024, 3:11:55 PM




    並ぶビルの影に命が一つ落ちていく。
    暗がりのなかで、月だけが息をしている。
    誰も知らない、終わりの日。 
    世界が明日、終わるとしても、
    あと数千年、地球が存在するとしても、
    僕らが今日まで生きていたことは変わらない。

9/17/2024, 3:22:48 PM




     満開の花々を踏み折って、
     花畑の中心地にて、
     我が身を鉛で貫いてしまえ。
     この身に残るは、無限の残滓。
     打ち砕かれた二番煎じの黄色を
     最後の視界に映して。

9/16/2024, 10:30:15 AM





    雨は誰かの涙なんだって。


    そう言ってた君は、もういない。
    君がいなくなった日も、体が燃え尽きた日も
    茹だるほど暑い晴天だった。

    君がいなくなってから、
    何度も泣き喚いているのに、
    君がいる空には届いていないみたい。
    

9/15/2024, 3:31:18 PM







     送ろうとして、躊躇って、
     送信ボタンがいつまでも押せない。

     無力で、非力な僕の
     無価値な恋を終わらせたくない、って
     傲慢な心を燻らせてる。

9/14/2024, 11:50:02 AM





    空の彼方
    惑星の外
    同じ銀河のどこか

    爛れた星の表面
    燻る火山の火の粉
    溢れるマグマの音

    私は此処で待っていました
    いつだったか、空に消えていった貴方を
    この星の終わりは近いでしょう

    私は、この星と共に死にゆくのでしょう
    私は、今も貴方を待っているのです

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