無季

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1/16/2025, 1:07:01 PM



  ぽろぽろ落ちるあなたの涙が、
  とっても美味しそうに見えた。  
  きっと、しょっぱいのだろうけど
  甘かったらいいな、なんて思うのです。

  ぼろぼろのあなたは可哀想だけれど、
  いつもと違う素敵さを持ち合わせているので、
  うっとりしてしまうのです。

  誤魔化そうとするのも、いじらしいけれど
  やっぱり、おしえてほしいのです。

  あなたを泣かせるものが嫌いです。
  あなたの素敵な一面を引き出したのが、
  私じゃないことが許せないのです。

  笑いながら私のことを見てくれるあなたが
  一番好きなのです。
  だから、やっぱりあなたには泣いてほしくないのです

1/13/2025, 12:57:34 PM





      死後の世界ってどんなのだろう?

1/12/2025, 3:22:23 PM






   叶うはずのない夢を諦めきれずに
   追い続けている
   捨ててしまえばきっと楽だろうけど
   どうしようもなく、くだらない自尊心が
   それを許してはくれない

   ずっと微睡みに囚われている
   どうかこの夢に終わりを
   進むことをやめ、後ろを向くことを許されたなら、
   夢を名残惜しく思えるだろうから。
   今はただ夢の形をした重石をおろしてしまいたい。
   つぶれてしまいそうだ。

1/6/2025, 1:43:00 PM





   私の隣に座るあなたの手をなぞる
   なげだされた手の甲の節をいったりきたり
   意味もなくなぞって、たまに指をつかんで
   あなたは私に目もくれず、何も言わず
   ただ私の隣に座っている。

   傾けた頭をあなたの肩にのせる
   逞しくて、重みがあって、いつもより冷たい
   物言わぬあなたの頬に触れる
   体温のない皮膚は作り物みたいで変な感じ
   何も言わずに死んでしまうなんて、勝手な人
   生きたあなたがいないと意味がないのに
   私が寂しがりなのは知っているでしょう

   私を置いていってしまう意地悪な人
   どうせなら、私も一緒に連れて行ってほしかった

1/5/2025, 8:18:04 AM




  一匙のティースプーンにのった
  お砂糖ほどの小さな幸せ

  瞬く間に紅茶に溶けてしまって、
  取り出すことはできなくなる

  あっという間に過ぎ去ってしまうけれど
  どうしても名残惜しくて
  ずっとマドラーでぐるぐる掻き回してしまうの

  ほんの僅かな幸せのひとときを忘れられないまま
  ソーサーを持ち上げる

  カップの水面に映る淋しげな自分を口に含んで、
  幸せをまたひとつ、飲み込んでしまったの
  
  

    

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